真央ちゃんは何処に？

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浅田真央ちゃんは何処に？
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数歩進んだら目の前に。
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これ、ひょっとして、真央ちゃんの、得意技？
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ステップから、スイッチョン！とトリプルアクセル！
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.　　　　（下から二つ目の花の蜜を吸っています）

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最後は、ビールマン・スピン！
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終わって、にっこり微笑む真央ちゃん。
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可愛い！！

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スタンドの観客の皆さん、
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スタンディング・オベーション！！
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お上品なレディズ＆ジェントルメン。

と、ここまでは御機嫌だったのですがね。

この時、空の遠くで、微かに妙な響き。
拍手喝采かな？と思いきや、どうもそんなものではない。

雷だとしても、あんな微かな音では降るとしても何時間後。
時計は午後四時を回ったばかり。

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道草しながら帰路につきました。
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見下ろすと、中学生が水遊び。フリフリが約一名。
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そこで立ち止まって見ていると、誰かが「雨だァ～～！」

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トコトコ・のらりくらりで歩いていると、下の川が変！
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何じゃ？とカメラでズームして覗く。
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「ズボッ！」「ズボッ！」と渓流に突き刺さる雨だ！
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こりゃ、大粒！　ひょう並みだ！（白く○っぽいのとか△っぽいの）
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でも、私の頭上は、何重にも、木々の庇（ひさし）で、雨音はしないし水滴も無い。

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尺代のハイキングコースへの車通行止めまで来てほっと一服。
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ところが、この辺から、何重もの木々の庇は薄くなり、それに「ドシャ」と降り出した！
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アッハッハ！　先程の子供達が自転車で逃げていく。ありゃ、ずぶ濡れだよ。
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とパチリしてみたものの、頭上で「ドカァ～～ン」「ドカァ～～ン」

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こりゃ、風流な秋雨どころでは無い。
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キーは？？キーは何処？　バックの中を探しても無い！
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「ドバァ～～！」とおまけの風付きで横殴り。
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キーはなかなか見つからない！　こんな時に鍵って？
（訂正→限って！）
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見つかった！　後ろポケット。
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キーを差し込む時には、わたしゃ、水から出たばかりのズブズブ河童！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい