簡単・安価な地震家具倒壊対策

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先月、柏崎で大きな地震
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以来、千葉でも結構大きな地震が来ましたね。
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ここ近畿でも、最近、小さな地震がちょこちょこ発生。いやなムード。
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お盆に帰郷した折り、ホームセンターに行きましたら、
防災グッズとして、ここでも突っかい棒を販売していました。
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単なる気休めグッズをどうして販売しているのでしょうかね。


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これ、家具が倒れる程の地震では、全く役に立たない代物であることは、阪神淡路大震災で実証済み。
震度5以上では、外れてしまうのですよ。
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ところが地震での死亡者の大半は家屋倒壊ですが、家屋倒壊の前に家具の倒壊でやられているのです。
ですから、倒壊前には、もう、家具に押しつぶされていて、逃げられないのです。



イメージ 3家具倒壊防止策の中で、安価で手軽で確実な方法は左の田舎の家の写真。これ左・茶箪笥、右・柱。
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ホームセンターや雑貨店で、真鋳のねじ込み式のフックと、計り売りの鉄製クサリを購入します。
穴をあける「きり」と「ペンチ」の無い場合は、百円ショップで買えますよ。
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そしてフックを家具の上部か裏側に、もう一つを柱の横にねじ込んで、クサリをたるむ程度にパチン。
そして、かけたくさりが外れないように、フックをペンチで閉めて、ハイ!終了。
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冷蔵庫やテレビの場合、引っ掛ける所は、本体裏面の上の方にあるネジがポイント。
そのネジを抜いて、ホームセンターに持参します。
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そして、そのネジと、径と形状が同じですが、クサリの厚み分だけ長いネジを購入します。一本数円。
そのネジにクサリを通して、元のネジ穴に締め付けるのです。(クサリは、ネジが通る程の穴が必要)
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原価は、一セットあたり、50円弱。


尚、鉄製クサリを使用する理由は、断線防止。
小刻みで長い揺れの場合、摩擦熱が発生。ひもや針金の場合は簡単に切れてしまいますからね。

そうそう、女性の方で苦手の場合は、上記セットを先ず用意しておき、ご主人や息子さんやご家族の休日の時に、おだててやらす事ですね。「あなたって、頼りになるワァ~~!」って。



次回は、フックをねじ込む柱がない箪笥の場合を取り上げますよ。