高齢者の火災予防

先日の京都新聞によると、京都市中京区の火災発生件数は12件で昨年同期比で5件増加。昨年と比べ放火は減っているものの、たばこの不始末や、暖房器具、天ぷら油など、不注意による出火がほとんどだという。

この記事には、何故、不注意による出火が増えたのか書かれていませんが、恐らく、高齢者が増えたからではないでしょうか。

と言う事は、今後、飛躍的に増加する高齢者数と比例して、住宅火災が飛躍的に増加しそうですね。


皆さんは、消防訓練と称して消火器をプシュ~~としていますが、あれは目の前で火が出始めた時のみ消せますが、燃え上がってしまうと、全く効かないのです。まあ、蝉のオシッコ程度。

特に怖いのが木造三階建てや二階建て。階下で火災が発生しましたら、先ずは煙にやられてパタン!
ですから、いかに、階下での火災を防ぐか、初期消火で消すかでしょうね。


以前、法律改正で、ある一定規模以上の病院やスーパーにスプリンクラー設置が義務化されました時に、各スプリンクラー・メーカーの性能を調べる機会がありました。

その時、偶々、消化試験に立ち会った下記住宅用自動消火器。
これは、木造三階建や二階建住宅には必需品だと思いましたよ。



イメージ 1分かり易いのが、この機種。
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天井に取り付けて置くだけです。
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電気や粉末の入れ替えは不用です。
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難点は、消化剤容量が小さ過ぎることです。


イメージ 2.
その点、こちらの機種では、吐出時間とこの消化剤容量でしたら、一部屋カバー出来そうです。
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写真左下のノズルを天井に取り付け、本体は、天井の中。又は側壁に。
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これらニ機種の仕様は、最下段の 参考4)住宅用自動消火器で。


今後、高齢を迎える方にとりましては、身体が不自由になってからでは遅いですから、今のうちに取り付けておく事をお奨めします。あるいは、高齢者のご両親をお持ちの方へ。

尚、私は、この会社とは、無関係です。



参考2)消防白書によると、人口10万人あたり年間の火災数値は下記の通り。

   発生件数 50件、 被災者 65人、  死亡者 1.8人

   05年全国の住宅火災による死者 1223人  10万人につき1人が死亡。
      内、逃げ遅れによる死者 約770人  15万人につき1人が死亡。

参考3)火事情報  http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/fire/

参考4)住宅用自動消火器