三好達治の詩『乳母車』の文学碑

先日、大阪北区中之島公園に行ったのは、詩人三好達治の文学碑があると知ったからです。

何故に三好達治か?と申しますと、彼の墓は、阪急上牧駅から、鵜殿の行く丁度中間にあるからなのです。(上牧駅から700m)


イメージ 1 イメージ 2

彼、三好達治は、大阪市生まれなのですので、昭和56年、この文学碑を建立したのです。
中之島公園でのこの文学碑の目印は、淀屋橋から見ますと、大阪市役所の南側の川沿いです。

イメージ 3
このモニュメントの並びに、ひっそりとあるのです。

イメージ 4
この日は、ビンカマジョール(キョウチクトウ科)の花が、ひっそりと咲いていました。


イメージ 5

イメージ 6



尚、三好達治の詩 『甃(いし)のうへ』 は、下記、私のブログサイトです。



他方、この日、偶々、出会いました中之島公園の薔薇は、一昨日このブログに掲載しています。


       ★       ★       ★


イメージ 7

三好達治(1900-1964)の墓は、ここ大阪府高槻市上牧二丁目『本澄寺』にあります。

国道171の阪急上牧駅信号を東へ400m。道路傍の石灯籠と赤いポストを右折です。
又は、国道171の「上牧町1丁目」信号を東に入り突き当りが『本澄寺』。

この寺は、達治の弟さんが、先代の住職だったのです。
尚、今は、先代のお子さんが住職です。


この写真の、右端の白い建物が、三好達治記念館で直筆などを展示してあります。
尚、ここを観るには、事前に、電話でのお寺への申し込みが必要です。



イメージ 8
彼のお墓は、本堂の右側面の奥。杜若に囲まれてあります。




イメージ 9 イメージ 10

私は、幼鳥の母を求める叫びに、ふと、お寺の屋根瓦を見上げました。
親鳥が、大きなミミズをくわえてきたのです。


幼子に与えては何れかに飛び去り、暫し、再度、ミミズをくわえて来るのです。
赤ちゃんポスト」が出来た昨今の世の中、人間の大人や子供達に是非見せておきたい光景ですね。



「人は仰いで鳥を見るとき その背景の空を見落とさないであろうか」
                       三好達治『鳥鶏』より


そうそう、故三好達治さん! 私は、仰いで空を見上げ小鳥を見ましたよ。
当然、その背景にある青い空はどうして見落としましょうか。

だって、このお寺の鬼瓦さんは、見上げて空を見なきゃ、小鳥の糞を頭に落とすと言うのですからね。

                                   

                                      おしまい