三洋電機・倉庫炎上の思い出
昨今の私は、三洋とは全く無縁の世界にいますが、こんなニュースを耳にしますと、
昔を思い出しますね。
昔を思い出しますね。
今回は、三洋の昔の思い出話しを一つ。
★ ★ ★
私、最初は、ほんの冗談のつもりで言う。
「三洋さん、そろそろ、定例の倉庫火事が起きるころですね」
「三洋さん、そろそろ、定例の倉庫火事が起きるころですね」
当時、私は三洋の倉庫火事は、ボヤも含めて何となくローテーションを感じていたのである。処が、冗談が本当になった。その年の秋、三洋倉庫が全焼したのである。
それから数年経って、広島勤務時代、同じ事業部の昇進した太田部長・八須主任達との雑談での事。私「ローテーションから言えば、今年から来春にかけて倉庫が焼けるはずですよ。前回、ピタリ!だったでしょう」
ここで、彼等は、初めて過去の倉庫火災の記憶をたどりだした。
三人共に、1~2回の火災の記憶を持つが、記憶の火災の年と場所が別々。
三人共に、1~2回の火災の記憶を持つが、記憶の火災の年と場所が別々。
それを全部時系列に並べて書いたら、「ホントだ!そんなバカな!」
そして、半年後、またまた倉庫火災。滞貨在庫一掃!!
そして、半年後、またまた倉庫火災。滞貨在庫一掃!!
更にそれから七年程経った頃、会社の三洋との取引は年間百億単位。
かっての八須主任が事業部長になっていた。
かっての八須主任が事業部長になっていた。
パーテー会場で私「おかしいですよ。もう、時期が来ているのじゃないですか」
八須事業部長「あれは、偶々そうなっただけですよ。もう火災は起きませんよ」
八須事業部長「あれは、偶々そうなっただけですよ。もう火災は起きませんよ」
何日か後、彼と会った時の事。
私「メイン倉庫が丸焼けで、こちらに回す在庫は大丈夫か?」
私「メイン倉庫が丸焼けで、こちらに回す在庫は大丈夫か?」
彼「丈夫です。ご心配なく。ご迷惑はおかけしません。 |
あの倉庫は、デッド・ストック(長期滞貨在庫)ですから」 |
★ ★ ★
これ以降、私の記憶では、三洋倉庫火災は起きていない。
尚、この三洋倉庫火災に関してご興味のある方は、新聞のバックナンバーを検索(1975年~1990年)したら、この三度の火災は検出出来るはずである。
思い出というものは、内容はともあれ、懐かしいものですね。
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