難産でお花畑を数度往復

ある女性の出産

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毎年、お盆に墓参りで帰郷するが、その内の一泊は、レンタカーを借りて温泉宿泊なのである。
二年半前の2004年8月14日は、秋田・横手市の東隣・山内村第三セクターあいのの温泉「鶴ヶ池荘」に宿泊。


宿舎の中に酒房「山内杜氏」での夕食が指定場所。
夕方、早目にここで夕食。
この時間帯では、私とこの酒房の女将(ここの職員で酒房の責任者)と二人きり。


私「この池の蓮と睡蓮は、見事なものですね」
女将「蓮を観に、東京からも来られますよ」
私「何か、三途の川の雰囲気ですね」
女将「わたし、三途の川は見たことがないんです。でも--------」
私「でも??」
女将「お花畑は、見た事があります」


聞けば、彼女の難産の時だそうだ。
陣痛が始まってから、大量出血。
産婆さんでは、手に負えなくなったらしい。
急遽、医者を呼ぶのだが、その医者が捕まらなくてなかなか来ない。


その時、彼女が見たもの!

『瀕死の状態で、苦しむ自分』が上空から見えたと思ったら、瞬間『お花畑の上を舞う。穏やかな春うらら。』

そして瞬間、再度、苦しみながら横たう自分が見え、瞬間、再度、お花畑へ。
これが、数度、繰り返されたと言う。

私「三途の川を、一気に跳び越して、あの世との往復をされたのですね」

守護神が、未だあの世には早過ぎる!と追い返したのか。
それとも、彼女の耳元で、必死に名前を呼ぶ彼女の実姉の声で現世に戻ったのであろうか。

尚、駆けつけた医者からは、「どちらかが助からない!」と宣言されたと言う。
実姉は、「妹を助けて!」と言ったとの事。
だが、母子共に生存した。
その時、生まれたお子さんは、もう、成人になられたと言う。


詩「私のさよなら」でのお花畑

詩「私のさよなら」を、詩の創った事が無い私が、何故に僅か十分弱で創れたかと言うと
まさに、私のイメージに、見た事の無いお花畑が出てきたからである。
三途の川の向こうには、お花畑が広がっているのだ。
                 
JR福知山線脱線事故で、突然亡くなられた皆様に代わって
ー  05.06.15
詩「私のさよなら」
http://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/42496764.html


大病の姉を迎えに来た人

この話を、秋田の田舎に嫁いでいる私の姉にしたことがある。
姉は、二人の子持ちではあるが、長期間、大病であった。

姉「三途の川には、何度も行きましたよ」
私「誰か、迎えにきたでしょう。おばあさんですか?」
姉「母方の、亡くなったおばさん」


追記)それから6年後の2010年5月12日の「鶴ヶ池荘」

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