何故妻と結婚したのか③
何故妻と結婚したのか③
(前頁までのあらすじ)B君の学生アパート部屋の向かいに引っ越してきたE子に一目惚れしたA君は、デートの申し込みが出来ない。そこで、私(P)にトリモチを頼んでくる。
☆ ☆ ☆
E子とA君の両者の受講スケージュールを提出させ、お互い、空白の時間をデートに充当。
私「ハイ、今度の木曜は、お二人さんで映画。ハイ、土曜はーーーーー」
私「ハイ、次からは、二人で決めてよ」 私も忙しい身。以後、二人に関与せず。
私「ハイ、今度の木曜は、お二人さんで映画。ハイ、土曜はーーーーー」
私「ハイ、次からは、二人で決めてよ」 私も忙しい身。以後、二人に関与せず。
何ヶ月後、またまたA君「頼む!!先輩!!」。
どうやら二人は上手くいっていないらしい。
A君のたってのお願いで「じゃ、三人でドライブするか」
どうやら二人は上手くいっていないらしい。
A君のたってのお願いで「じゃ、三人でドライブするか」
そこで、或る日、私の車で京都上加茂から三重県忍者の伊賀の里。
それから奈良に抜けるつもりで、獣道よりは、ちょっとはましな山道。
道幅僅か一車線。急激なアップダウンに砂利のヘアピンカーブの連続。
車のテールを右や左へとザザッと流して、バトルもどきハンドル操作。
道幅僅か一車線。急激なアップダウンに砂利のヘアピンカーブの連続。
車のテールを右や左へとザザッと流して、バトルもどきハンドル操作。
だが、行けども行けども山中を抜けきれず。人家皆無。迷ったのだ。
ようやく、とある山中の里に着いた時は、もう午後十時前。最寄は伊勢志摩。京都は遙か彼方。
ようやく、とある山中の里に着いた時は、もう午後十時前。最寄は伊勢志摩。京都は遙か彼方。
拠って条件付き。①夜十一時迄入る事②部屋は一部屋しか用意出来ない③夕食は無い
④風呂は消灯し電気は点かないが、暗闇でも入りたかったらどうぞ。
④風呂は消灯し電気は点かないが、暗闇でも入りたかったらどうぞ。
夜十一時迄入る為には、もう一山の上り下り&ヘアピンカーブ・クネクネの山道を平均時速60㌔は必要。
血が燃える!!五段ミッション・ツインキャブ。バウバウ~~で辛うじて五分前着!!