白文鳥ピピ(1) meの運命

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 meは、白文鳥。名前はピピ。名前は、今の主のマミーが付けたの。

前置きはこの位にしてmeのお話を聞いてくれる?



 それはね、meが生まれて数ヵ月後の03年4月27日の小雨が降る寒い日の午後の事でした。

 脚で頭をいつものように掻いていたら、飼い主の家族が、meは病気だ!と騒ぎ出したの。

それからさ、変なムード。



何しろ、世界が鳥インフルエンザで大騒ぎの時だったからね。
 
 meを殺すとか殺すのは可哀そうとか、大騒動。

 突然、窓が開いて、meは、窓の外に放り投げられたの。



 meはネ、夢中で飛んだの。自分勝手な人間共。逃れたい一心。

だけど、何処に行けば良いのか分からない。とにかく力一杯飛んだの。


 初めて見る眼下の光景。meは自由!でも家無き子。尚も、羽を振ったの。

お母さんが、何処かにいるかも知れない。夢中だった。 


 春雨だ!濡れて行こう!なんて嘘ね。濡れたら、羽が重くなり、それに寒いのよ。
 



                 探して、探して、探しても、お母さんらしき姿は見えない。

             夕方になってきて、お腹が空いたの。でも、もう、戻れないのね。

          小雨が降っていてさ、いつの間にかmeの羽は濡れて、寒いし。

       雨宿りしていると、上の方で誰かが騒いでいたのよ。

     お友達かもしれないと思って、最後の力を振り絞って飛んだわ。それっ!!

                                      

          続く  http://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/41229147.html  
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