スピルリナの効用の序


今日から7月。早いものですね、時の流れは。
yahooのブログ更新可能期間、残る2ヶ月。
今月も宜しくお願いします。

さて、
これから、皆さんはご存知とは思いますが、改めてスピルリナの効用について述べていきます。但し書く順序に関しては統一性はありませんのでご容赦願います。尚、予め述べておかなければならないことは、食べ物でも飲料でもサプリでも、ある一種類の過剰摂取は、弊害をもたらすことにご注意下さい。

(前回記事)
都内の黒い粉塵:放射能含む藍藻(らんもう) 2019/06/27

スピルリナ(Spirulina platensis)は藻類の一種で、微細藻類藍菌門に属する。

イメージ 1

先ずは、クロレラとの比較

緑藻類に属するクロレラと、藍藻類に属するスピルリナ
クロレラの欠点はまず、あまりにも小さいこと。直径約0.3~0.5ミクロンと、なんとスピルリナの1000分の1の大きさしかないため、採取には遠心分離操作が必要。対し、スピルリナはろ過によって簡単に収穫が可能。大量生産にはスピルリナのほうがはるかに向いている。

次にクロレラは単細胞植物であるため細胞壁が硬く、大変消化が悪い。反対にスピルリナは多細胞であるため細胞膜が柔らかく、手を加えなくとも非常に消化が良い。そのため便も緑色になりにくくなっている。

スピルリナクロレラの消化率の違いは一目瞭然で。クロレラは未処理状態だと1時間後の消化率が12.0%、細胞膜を破壊したものでも58.7%。スピルリナは何の処理もせずに80.0%、2時間後には、95.1%という実に高い消化率を示している。

スピルリナクロレラの栄養素を比較
スピルリナのほうが全体的に栄養価が高い。特にタンパク質、プロビタミンA、ビタミンB12の含有率が高い。他に食物繊維含有量も、クロレラが2~3%であるのに対し、スピルリナは約4倍の8~10%であることなどの違いがある。

(注)諸資料より一部抜粋

細胞内に核・ミトコンドリア葉緑体・ゴルジ体など細胞質構造をもたないため細菌類と同じ原核生物に分類されるが、形態・生態は藻類に近く、旧来の呼称に従えば藍藻網、ネンジュモ目、ユレモ科、スピルリナ属の種である。

古くはアフリカ中央部にあるチャド湖に自生するスピルリナを付近の住民が天日乾燥してダイエと称し食用としていた。
イメージ 2

形は毛様らせん状で(スピルリナとはラテン語でらせんを意味する)、長さ0.3-0.5mm、幅(太さ)6-10μmである。浮上性で、明瞭な隔膜を有する多細胞から成り、青緑色を呈する。中米やアフリカのアルカリ塩水湖に広く自生し、クロロフィルαを持ち光合成を行う。

細胞内にはクロロフィルαの他に、カロチン、ゼアキサンチン、キサントフィル、フィコシアニンなどの色素をもっているが、なかでもフィコシアニンのもつ藍色色素のために青緑色に見える。比較されるクロレラとは異なり、細胞壁が軟らかいのが特徴。

スピルリナ光合成を行う植物群の一種だが、普通の植物の光合成とは大きく異なる。植物の光合成によってできる貯蔵栄養素はデンプン。しかし、スピルリナ光合成によってできる貯蔵栄養素はデンプンではなく、グリコーゲン(動物性の炭水化物)。

グリコーゲンは、動物が植物からデンプンを摂取して、体内で酵素分解によってデンプンをブドウ糖に分解し、リン酸と結合して変化したもの。動物にはこのグリコーゲンが体を動かすエネルギー源となっている。

つまり、スピルリナ光合成は動物的な側面をもっているといえる。スピルリナを食べると、体に負担をかけてグリコーゲンを合成する必要がなく、即エネルギー源として働いてくれるので、エネルギー源として適した食品といえる。

この作用は、スピルリナは生命が植物と動物に枝分かれして進化する以前の生命体だから。そして、この植物にないグリコーゲン生成に関与しているのがフィコシアニン(青色)と考えられている。

これはアンテナのように光エネルギーを感知したり集めたり、光合成に関わる様々な機能を持っている。

又、フィコシアニンには非常に強い抗酸化作用がある。ビタミンEの一種であるTroloxの約16倍、ビタミンCの約20倍もの活性酸素抑制効果があるという研究報告もある。

(参考)

Cool Factor
This cyanobacteria is considered a ‘super food’ by many scientists. According to a literature review researched by Cyanotech Corporation, Spirulina has “180% more calcium than whole milk, 670% more protein than tofu, 3100% more beta carotene than carrots, 5100% more iron than spinach, and more antioxidant and anti-inflammatory activity in 3 g of Spirulina than in five servings of fruits and vegetables.”

素晴らしい要因

このシアノバクテリアは、多くの科学者によって「スーパーフード」と見なされています。シアノテック社が研究した文献レビューによると、スピルリナは「全乳より180%多いカルシウム、豆腐より670%多いタンパク質、ニンジンより3100%多いベータカロチン、ほうれん草より5100%多い鉄、そしてより多くの抗酸化抗炎症5 gの果物と野菜のサービングよりも3 gのスピルリナの中での活動。

A. platensis is also the main diet component of flamingos and is responsible for the characteristic pink color of these birds. The abundant carotenes are released from the bacteria as they are digested and are distributed to the feathers, producing a pink hue. The color change does not occur in humans who ingest the bacteria as a supplement because it makes up such a small portion of the diet.

A. platensis(スピルリナ)はフラミンゴの主な食事成分でもあり、これらの鳥の特徴的なピンク色の原因となっています。

豊富なカロチンは消化されるとバクテリアから放出され、羽毛に分配されてピンク色の色合いになります。色の変化はそれが食事のそのような小さい部分を構成するのでサプリメントとしてバクテリアを摂取する人間では起こりません。


クロレラとの比較