テレ朝「白い巨塔」愚見


テレビ朝日開局60周年記念 5夜連続ドラマスぺシャル
昨夜、5月26日(日)夜9:00-11:10が最終回でしたね。

初回から視たのですが、初回から岡田准一の表情が胸糞悪い。(^^)/
あんなもん、視るもんじゃない!と思ってもマンマが視るから視ざるをえない。この放映時間帯は本来私の睡眠時間なのだが、ベッドから横目で視聴。

確かに岡田准一の演技は憎たらしいほど上手だ。目の表情にオーバーな個所が無きにしも非ずと言えども、夫々のシーンごと視聴者を引き付ける魔力を持っている。次回は視るのを止めようと思うも、視ざるを得ない程の演技・眼力だ。改めて実感した。

財前の愛人・ケイ子が沢尻エリカだったとは、番組が終わってから初めて知った。女優の名前を知らない私にとってはいつものこと。

お店でのシーンは、私の50歳代の東京単身赴任時代の銀座を思い出させる。但し、銀座の夜のママにしては柔らかみに多少欠けるのではと感じたが、“財前”が引かれる女性としての役は成程と思えた。流石に台本をよく読んでいる。

以下、白い巨塔:についての記事を抜粋

白い巨塔:“財前”岡田准一の最期に涙…! 「何度見ても名作」と反響 “里見”松山ケンイチとの絆も 2019年05月27日
人気グループ「V6」の岡田准一さん主演の「5夜連続ドラマスペシャ山崎豊子白い巨塔』」(テレビ朝日系)の最終話となる第五夜が26日に放送された。

同話では、岡田さん演じる財前五郎の“最期”が描かれ、SNSでは「白い巨塔やばい。涙腺崩壊しまくってる」「白い巨塔、涙が止まらん」「岡田くんの演技が迫真すぎる」「白い巨塔はやっぱり名作」「たとえ主役が代わっても本当に何度見ても素晴らしい作品」と反響があがった。

◆<白い巨塔岡田准一(財前五郎役)の怪演に「悪い顔してる」「ヤバさしかない」
5/26(日) 
(一部抜粋)
5月25日に放送された第四夜の放送終了後、SNS上では「嫌な気持ちになるけどめっちゃ面白い」「新しい演出で、岡田准一さんの演技、引き込まれていくわ~」「それにしても財前先生こわかったぁ~」「財前五郎さんの意志の強い生き方が勉強になります」「悪い顔してるなぁ」「柳原先生にカルテの改ざんを示唆した時の財前教授(岡田准一)の表情はヤバさしかない。すごいわ」と、財前の生きざまを熱演する岡田の演技を称賛するコメントが寄せられた。

鶴橋康夫監督、“財前五郎“を演じる岡田准一の芝居は「狂気に迫っている」<白い巨塔連載(5)> 2019/05/26 
――財前を取り囲む女性キャストについてはどのような印象がありますか?

沢尻さんが演じるケイ子は怖いよね。財前が上り詰めていくときは応援するけど、それが下がっていくとつまらなくて情がないと思う女性。都合のいい女という訳ではないんです。でも、ケイ子のような女性がこれからの“令和”を引っ張っていくんだろう。

僕が手掛けた5話も、これでカタルシスが解けたのか分からないけれど、役者の方たちが「どうしてこんなにも必死なんだ」と思えるくらいに表現してくれました。そんな作品を、演出することが出来て、僕は光栄だと思っています。

――特に印象的だったシーンはありますか?

ガソリンの切れた財前が、松山さん演じる里見の友情にすがるシーンが印象的でした。終盤、泣きながら撮っていて、スタッフも泣いていました。岡田さんも松山さんも薄着で、一人は車いす、一人は立ち伏して…。

そんな岡田さんを長い間映像で見ていると、原作にも脚本にも書かれていない人物像をよくぞここまで財前を表現したなと思います。目が真っ赤になったり、呆けていたり、いつでも何かを探しているような…。

ラストカットでは、僕がいろんな指示を出した訳でも、身振り手振りを伝えた訳でもないのに、すばらしい演技をしていた。それは“狂気”に迫っていました。

◆<白い巨塔岡田准一沢尻エリカへの“控えめキス”に絶賛の嵐「キスの日優勝」「鳥肌たった」 2019/05/24 
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(追記)5月28日(火)am6:45
夜の銀座のママで思い出したこと

私が50~55歳の時に度々利用した銀座のクラブの中の一つに、ママの年齢が85歳。点滴を打ってから十時頃のご出勤でした。このクラブ、昭和の時代は霞ヶ関が主要顧客で、平成になると霞ヶ関と業者との癒着が騒がれ、畢竟、霞ヶ関の顧客は消えました。にも拘わらす、私が利用した当時で開店から満30年は経過していましたし、それから10年後も営業していました。夜の銀座の世界では歴史的な店でした。

私が31歳~34歳の時の銀座の夜
当時、私の勤務先の同じフロアでは、プロ野球元阪急ブレーブスのピッチャーであった三浦課長(仮称)が隣席でした。彼は私より5つか6つ年上。彼が私を連れて行く銀座のママさんは、三浦課長と同い年。

斜め横顔はデビュー当時の久我美子(写真)にそっくり。彼はそのママに毎月70万円を下請けに支払わせていたのです。処が、工事の仕事が少なくなった時、下請けは払い切れずに本社に直訴。彼は首になり、無論、このお店に私も二度と行くことはありませんでした。

他方、この時期、静岡から東京に本社を移転したある企業の社長と懇意になり、夜の東京を徘徊しました。カラオケの流行る前のことです。

いつものコースは、銀座のクラブでの生オケ⇒新宿歌舞伎町炉ばた焼き居酒屋へと梯子し、最後は社長の住居・三軒茶屋のマンションへ。甲州街道に面しており上に高速道路が走り、裏手は京王線が地上をチンチンと走っていました。
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このマンションの地下の小さなスナック。不思議なママ。
カウンターに座れるのはせいぜい五人と小さなテーブル席が二つ。
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店内は暗い。微かにクラッシックが流れる。
三十歳過ぎの女性がママ。一人だけ。

色白。整った目鼻立ち。知性と僅かな憂いの横顔。
行く都度、洋服が違う。ツーピース。時にワンピース。

客は無言。ママも無言。ママは、ニコリともしない。声を出す雰囲気ではない。

偶にカランというグラスの中の氷の音がそっと響く。ここのカウンターに座りママの仕草を見ているだけで何故か心が落ち着く。こういう魅力の女性でした。