花粉:除染は毎年実施必然
今春、横浜の幼稚園の双子の一人である男の子(註1)と、同幼稚園の女の子の二人が白血病となり、父兄や外野では、幼稚園の運動場(園庭)の除染が不十分であると騒いでいました。確かに同時に同じクラスで白血病が二人とは異常事態です。
そもそも横浜は、これまで政府機関が公表している放射能汚染度よりも遥かにひどい状況なのです。
一般的に認識が足りないのは、311での放射能は無論のこと、その後のベントで大量の放射能を放出していましたし、他方、欧州で実証されたように、山野などの地面に降下した放射能は地中に浸透していき、やがてはその放射能を草木が水分と共に吸い上げ、幹のみならず葉や花は放射能で汚染された状態になるのです。(註4)
特に、高層ビルの北側東側のエリアでは、福島からの北風が高層ビルでブロックされる故、たんまりと花粉が降下しているはずです。ですから、今までの8年間で幼稚園のグランドをたった一度除染したから安全とは言えないのです。
特に、そのようなロケーションの幼稚園や学校では毎年夏休みにでも除染する必要があるのです。つまり、運動場の除染が不十分と言うよりも、除染をしなかったということなのです。
横浜の実測値
Concentration of Strontium-90 at Selected Hot Spots in Japan
生源からの距離だけでは原子力事故後の特定の場所での汚染レベルを予測するのに十分な要素ではないことを証明している。
※ 1Bq=1秒間に一つの原子崩壊が放出する放射能=約27.0270pCi(picocurie、ピコキュリー)
●南相馬 67Bq/kg 121万6,000Bq/kg (59.4+62.2Bq/g)
〃 8.86Bq/kg 17万6,700Bq/kg (8.5+9.17Bq/g)
柏市 35Bq/kg 82万9,000Bq/kg (406+423Bq/g)
●横浜市 85Bq/kg 10万5,000Bq/kg (50+55Bq/g)
〃 4.1Bq/kg 14万2,700Bq/kg(70.2+72.5Bq/g)
(私の白血病に関する記事の一部抜粋)
●人口10万人あたりの白血病による死者数
<1998~2002年の5年間平均> <2003~2007年の5年間平均>
全国平均 5~6人 5~6人
佐賀県全体 8~9人 9~10人
唐津保健所管内 12~13人 15~16人
玄海町 30~31人 38~39人
女優の夏目雅子さん(1957年12月17日 - 1985年9月11日)が、享年27歳で逝去。白血病であった。彼女は中国政府が46回も核実験を繰り返し行なっていた超高濃度放射能エリアであるウィグルでTVドラマ西遊記のロケで滞在。被爆した。
たばこのせいにする白血病倍増の論理 2017/4/18(火)
(註2)
ある突然死での私見 2015/6/19(金)
天国へ逝ったあなたへ
(註3)
突然死対策:マグネシウム 2018/11/28(水)
東京都のデータ。ベルシーラと同様、セシウムで心臓血管系がやられ突然死へとつながる。朝起きたらご主人が亡くなっていたという現象は、40歳代から顕著になっていく。
(註4)
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