花粉:除染は毎年実施必然


今春、横浜の幼稚園の双子の一人である男の子(註1)と、同幼稚園の女の子の二人が白血病となり、父兄や外野では、幼稚園の運動場(園庭)の除染が不十分であると騒いでいました。確かに同時に同じクラスで白血病が二人とは異常事態です。

そもそも横浜は、これまで政府機関が公表している放射能汚染度よりも遥かにひどい状況なのです。

私のブログ友でご主人が横浜在住の医師の場合は、2012年8月、眠っている時に心筋梗塞の突然死でした(註2)。白血病も心臓病による突然死も被爆した人の特徴なのです。(註3)

と言っても、当時の民主党菅直人首相、枝野官房長官政権の元、公表する全国の汚染度はインチキなのは当然で、全国民を被爆させようとする姿勢はありありでした。

一般的に認識が足りないのは、311での放射能は無論のこと、その後のベントで大量の放射能を放出していましたし、他方、欧州で実証されたように、山野などの地面に降下した放射能は地中に浸透していき、やがてはその放射能を草木が水分と共に吸い上げ、幹のみならず葉や花は放射能で汚染された状態になるのです。(註4)

当然、花粉には放射能をたんと含むと言うことなんです。訳もなく鼻血が出るのは、吸い込んだ花粉の放射能によるものなのです。

横浜に関して言うと、かって福一からの放射能が横浜で降下していましたから、福島で放射能をたんまりと吸収した花粉も、毎年、東風や北風で横浜に舞い降りるということなんです。

特に、高層ビルの北側東側のエリアでは、福島からの北風が高層ビルでブロックされる故、たんまりと花粉が降下しているはずです。ですから、今までの8年間で幼稚園のグランドをたった一度除染したから安全とは言えないのです。

特に、そのようなロケーションの幼稚園や学校では毎年夏休みにでも除染する必要があるのです。つまり、運動場の除染が不十分と言うよりも、除染をしなかったということなのです。


横浜の実測値
Concentration of Strontium-90 at Selected Hot Spots in Japan
日本の特定のホットスポットにおけるストロンチウム90の濃度
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生源からの距離だけでは原子力事故後の特定の場所での汚染レベルを予測するのに十分な要素ではないことを証明している。

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※ 1Bq=1秒間に一つの原子崩壊が放出する放射能=約27.0270pCi(picocurie、ピコキュリー)

計測地点 ストロンチウム90  セシウム計(Cs134+Cs137)
南相馬 67Bq/kg 121万6,000Bq/kg (59.4+62.2Bq/g)
 〃    8.86Bq/kg 17万6,700Bq/kg (8.5+9.17Bq/g)
柏市      35Bq/kg 82万9,000Bq/kg (406+423Bq/g)
横浜市 85Bq/kg 10万5,000Bq/kg (50+55Bq/g)
 〃      4.1Bq/kg 14万2,700Bq/kg(70.2+72.5Bq/g)

2011年12月の段階で、福一から僅か16km強の南相馬対比横浜では、ストロンチウム90の場合、『67対85』で、横浜の方が高く、セシウムの場合は、『121対10』で南相馬の方が高かった。

何れにしても、横浜であろうが柏であろうが、福一の近くの南相馬とは遜色のない放射能汚染度であり、それも、当時の民主党政権の元、公表された汚染度とは全く違う超高濃度汚染の実態であった。


(註1) 白血病となった男の子を持つ双子のパパのツイッター

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(私の白血病に関する記事の一部抜粋)

原発放射能と癌の関係 2011/8/8(月)
佐賀・玄海原発がある玄海町では、全国平均の約7倍の人が白血病で死んでいる。

●人口10万人あたりの白血病による死者数
<1998~2002年の5年間平均> <2003~2007年の5年間平均>
全国平均       5~6人            5~6人     
佐賀県全体     8~9人           9~10人
唐津保健所管内 12~13人         15~16人
玄海町       30~31人         38~39人

覚えていますか?夏目雅子白血病で亡くなったのは被爆7年目 2015/2/24(火) 

女優の夏目雅子さん(1957年12月17日 - 1985年9月11日)が、享年27歳で逝去。白血病であった。彼女は中国政府が46回も核実験を繰り返し行なっていた超高濃度放射能エリアであるウィグルでTVドラマ西遊記のロケで滞在。被爆した。

●ドイツでは、原発周辺での小児白血病が顕著です。米国の乳がん調査でも原発周辺は顕著。

ギリシャの乳児白血病では、チェルノブイリから1,000km~1,700km離れているにも拘らず「被ばくなし」に対し「被ばくあり」では発生率比で2.6倍も。

ジョン・ウェイン被爆死:白血病多発、余命10年 2016/2/26(金) 
1960年代原発施設周辺エリア 白血病600%台。1970年代 白血病400%。

たばこのせいにする白血病倍増の論理 2017/4/18(火) 
若者などに多発している白血病の原因は放射能であり、放射能の強弱に拘わらず多発している。放射能は免疫細胞を弱体化し、白血病やガンやを誘発する。

広島・長崎の被爆者データでは、低線量で急性リンパ性白血病および慢性骨髄性白血病を早期に誘発する。原爆放射線白血病の病型:最新情報。日米共同研究機関 公益財団法人 放射線影響研究所

(註2)
ある突然死での私見 2015/6/19(金) 
天国へ逝ったあなたへ

(註3)
突然死対策:マグネシウム 2018/11/28(水)

チェルノブイリ原発事故でのベラルーシの場合。住民の死因のうち主なものは突然死の原因である心臓病と悪性腫瘍である。


東京都のデータ。ベルシーラと同様、セシウムで心臓血管系がやられ突然死へとつながる。朝起きたらご主人が亡くなっていたという現象は、40歳代から顕著になっていく。

(註4)
放射能:不断の警戒の必然 2018/8/5(日)

セシウムは粘土鉱物に結合するため、ほとんどの土壌で移動性ではない。テスト(1997年頃)では、この地域の樹木中のセシウム137濃度が上昇し続けていることを示している。

2012年 12/14 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会 「低線量被ばくの健康影響:国際機関の放射線安全概念を問う」

100メートル離れただけで、その濃度というものが3倍~4倍、あるいは1/3、1/4というかたちで変わる。

チェルノブイリの事故後8年~10年経つと、かつては汚染に関しては心配無用、あるいは、それほど心配はいらないと言われた地域で汚染度が増した。

それは植物の根が沈殿していった放射性物質に到達し、それを吸い上げる形で地表に出してしまった故である。