林野庁:東日本17都県の山の放射能リスク


林野庁は、東日本の山々は放射能だらけであることを間接的に表明したが、これは何を意味するかと言うと、例えば、東日本で飛んでいる木々の花粉には放射能がたっぷりと含まれていることである。無論、東京に飛んでくる花粉も然りである。

例えば、東京オリンピック以降、乳がんは飛躍的に蔓延する。故に、花粉飛散の時季は花粉症でなくてもマスクをする必然。それと常に鼻穴掃除を怠ることなかれ。

他方、全国的に危ないのは、腐葉土だ。主な生産地は福島や栃木などの北日本。この腐葉土が全国各地の農家に売られているし、全国のホームセンターでも販売されている。特に家庭菜園をされている方は、産地不明の腐葉土は使わないことだ。

先ずは、過去の記事の復習から

放射能:不断の警戒の必然』 2018/8/5(日) 
2012年 12/14 アレクセイ・ヤブロコフ博士講演会 「低線量被ばくの健康影響:国際機関の放射線安全概念を問う」

この講演会での注目点は、放射能が降ってから数年後には放射能が減じたように見えるエリア、或いは、当初放射能の心配無用と言われたエリアでは、地中に浸み込んだ放射能をやがては植物の根が吸い込み、植物全体を放射能汚染させ、結果、8~10年後、そのエリアの放射能濃度が高まるという想定できなかった現象を論じていることである。

放射能汚染に対しては、台風のようなやがては過ぎ去るものではなく、何年経過しても常に警戒の心と行動を抱き続けることが必然となる。

(以下講演の一部抜粋)
これはベラルーシ政府の公式な統計数字です。ここからも汚染がより強い地域ほど、乳がんの罹病率が増えているということがわかります。

そして事故後8、9、10年経つと、乳がんの罹病率が飛躍的に伸びているということがわかります。

その一番最初の3つだけを読み上げますと、血液心血管系そして内分泌系、糖尿病も含めて、免疫系といったことで健康障害というものが起きています。またひとりの人間であっても複数の病気を抱えるという状況が生まれます。

しかしチェルノブイリの事故後8年~10年経ちますと、かつては汚染に関しては心配はいらない、あるいは、それほど心配はいらないと言われた地域で汚染度が増したわけです。

それは植物の根というものが沈殿していった放射性物質に到達し、それを吸い上げる形で地表に出してしまったからです。


林野庁:今も東日本の山々は放射能だらけ

NHK福島 NEWS WEB 11月09日 19時25分
とち餅 放射性セシウム基準超

下郷町の大内宿で、名物の「とち餅」から国の基準を上回る放射性セシウムが検出され、県は販売された7袋を食べないよう呼びかけています。

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製造工程で使ったあく抜きの灰が原因とみられ、東日本の17都県で生産された灰の、食品への使用の自粛も呼びかけています。

県によりますと、定期的な食品検査で下郷町の観光地、大内宿にある「加登屋」で今月5日に販売されたとち餅から、国の基準を上回る1キロあたり130ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。販売されたのは7袋で、購入した人は食べずに、店に連絡してほしいと呼びかけています。

とち餅は、もち米ととちの実から作られますが、使われた原料は、いずれも検査で問題はなく、とちの実のあく抜きに使う灰に、放射性物質が含まれていた可能性があるということです。

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林野庁は、平成24年に福島や新潟を含む東日本の17都県で生産された灰やまきを、食品の加工や調理に使うのを自粛するよう求めています。

今回使われた灰は、西会津町新潟県の木から作られたということで、県は、17都県で生産された灰を食品に使わないよう改めて注意を呼びかけています。

(参考)東日本の山々の汚染指標はイノシシ
日本のイノシシの放射能汚染度(グラフの緑色)

原子力施設事故での病魔の実態』 2018/8/3(金) 
1960年代原発施設エリア 白血病600%台 流産200%台 障害幼児300%台。
1970年代 白血病400%、先天性異常230%、乳児死亡率448%、オーストラリア白血病2,850%

チェルノブイリでの欧州に学ぶ』 2018/7/17(火) 

『消えぬドイツの森林放射能汚染』 2018/8/1(水) 
チェルノブイリ原発事故から28年後の2014年現在でも、山や森の放射能汚染度はまだまだ危険状態にあり、少なくともあと50年は要する。つまり原発事故後、約100年(1世紀)を要するということだ。

Radioactive wild boar roaming the forests of Germany
ドイツの森林を徘徊する放射性野生イノシシ

放射能からの防御:目次(2)
記事投稿期間:2012/1/27(自)~2012/4/6(至)