北朝鮮問題:メディアに騙される市民


北朝鮮金正恩は、ミサイルや核爆発の実験をしないとだけ言っているのに、いかにもミサイルや核を放棄するような報道をしているマスコミ。それにコメンテイターたち。

更に、拉致被害者まで返すようなことを匂わせている。

傑作なのは巷での街頭インタビュー。
北朝鮮はうそつきだから信用できないと仰せになる。

北朝鮮金正恩は、拉致被害者を返すなどそんなことは一言も言っていないのに、森友・加計疑惑の安倍晋三首相と日本のマスメディアにとっては、金正恩さまさまだ。

今回は、CIAが育てた北朝鮮のミサイルと核の技術が当初の期待したレベルに達したということである。

これについて、ケンミレ(株式情報)から、今日昼前、三通、メールがきたがそのうちの二通を掲載する。尚、三通目は、先日の日米首脳会談での安倍首相は何の成果も得られず、今後、日米貿易摩擦が激化するというもの。

一通目

★摩訶不思議な北朝鮮報道とトランプ大統領の反応

北朝鮮は「核実験施設の破壊と大陸間弾道ミサイルの発射実験の中止」を表明しました。これに対して、日本の識者のNHKでの発言、トランプ大統領の前向きな発言を見ていますと、第滋養部(註1)かなという気持ちになります。

(註1)第滋養部
大丈夫の間違い。
今の若手の漢字力が無いことを示している。

持ち論、本音と建前がありますので、本当のところは分かりませんが、少なくても「ここまでのところは金正恩の思惑通り」に動いています

オリンピックが終ったら、米国が北朝鮮を攻撃するという確率が100%に近いという情報を金正恩が掴んでいたのかと思われるほど、金主席の反応は素早いものでした。

韓国の代表を北朝鮮に呼び、金主席自らが「立って出迎える」という国家主席ではない役人に対して最大級の待遇をし、更にシナリオまでも北朝鮮が用意していたという流れは「いま、動かなければ、米国が利北朝鮮を攻撃する」という焦りを管座させるものでした。

◆しかし、今回の北朝鮮の声明は「核実験をする必要がないところまで成功している」ことと、もうひとつ「大陸間弾道ミサイルも既に米国まで届いているので、新たに発射実験をする必要がない」という、二つの事を言うために「あのような発言」をした訳です。

北朝鮮は「新たな核実験をする必要がない」ところまできたことと、米国に届く大陸間弾道ミサイルにも成功したといっている訳です。つまり、正式な核保有国になったという表明をした事になります。

当然、米国の官僚は「北朝鮮の意思」を確認したので、今後、米国が北朝鮮を攻撃することはなくなったと言う事になります。つまり、金主席の思惑通りになったと言う事になりますし、これで金主席の目的は達成できたことになります。

◆従って、米朝首脳会談は「北朝鮮が米国や日本、世界からお金や援助を受け取るための会議に変換」されたかもしれません。北朝鮮の米国と世界に向けた「脅迫」が金主席の首脳会談の目的に変わったと言う事になります。

これは「株式市場にとってはどんな意味になるのか」と言いますと、北朝鮮に絡む国際紛争(軍事衝突)がなくなることになりますので、株式市場にとっては「好材料」と言う事になります。


二通目

先週、NHKが金主席特集を組みましたが、ここで居座れる金主席の人間性は脅威

お爺さんとお父さんは北朝鮮の経済を疲弊させつづけたが、金主席の時代になって「国が豊かになった(経済制裁の前)」のでした。その方法は「ノルマを達成するまでは国が取るが、ノルマを達成したあとはすべて、国民が取る」という方法でした。

こけにより労働生産性が急激に改善して、何もなかった市場に物があふれ、また市場の規模が大きくなり、更に市場の数が増加したと言う事でした。

また父の部下を粛清し続けて、何千人という人が殺されたのですが、殺し方が違って、役人をパニックに陥れたと言う事でした。

具体的には、これまでは拳銃やライフルなどによる銃殺だったのですが、金主席は「重機関銃によって、体を粉々にする」という方法を取って、役人を恐怖させたと言う事でした。

◆つまり、景気を回復させる頭脳も恐怖で人をコントロールさせる頭脳も、そして習近平首席の要望を無視する腹も持っているわけですから、オリンピックの時の動きが「北朝鮮にとって、いかに緊急事態だったのか」と言う事が改めて思われました。

金主席はトランプ大統領よりも、安倍総理よりも、そして他の国の誰よりも「混乱期の能力は高い」のかもしれません。



『シナリオ通りの北朝鮮の核とミサイル』 2017/9/5(火)