毛沢東と日本軍との関係
先日、受験生が来た時に彼の選択科目日本史で色々聞いてみたのですが、どんな教科書を使っているのかは知らないけど、やはり近代史・現代史は学校では教えてないのに等しいですね。
戦後のGHQの指示が依然と今も継続されているということですね。米国や中国にとって、そして戦前から今日までの日本の政治家にとって、日本国民に近代史・現代史を知られると不都合ですからね。
今回は、私が先日書いた記事への補足です。
(先日の記事)
オバマは出生の時、大統領に決まっていた 2016/2/22(月)
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(その前に、過去の私の記事)
1956年に訪中した遠藤三郎元陸軍中将との会談で「私たちは日本の天皇制を尊重している」と言明した。
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さて、本題
今年の9月3日、中国は「中国人民抗日戦争勝利と世界反ファシズム戦争勝利70周年」なる記念行事を行なった。
■日本軍に情報を売っていた毛沢東
毛沢東の基本戦略は、日本軍との戦いは蒋介石の国民党軍に任せ、温存していた力を日本軍が去った後の「国民党潰し」に使い、自分が「皇帝」になることにあったからだ。いわば、「建国の父」が自ら、人民を売っていたのである。
毛沢東は戦後も一貫して、日本の軍人と協力しようとしていた。
当時は中共も台湾も「日本軍人の力を使って」相手を潰すことを考えており、日本の軍人は中台が奪い合う対象だったのだ。
毛沢東は、日本の支那派遣軍総司令官だった岡村寧次大将を中国に招きたかったが、戦後に蒋介石と太いパイプを築いた岡村は「白団(パイダン)」という元日本軍人による軍事顧問団をつくって台湾を支援していたため、代わりに招聘したのが遠藤中将だった。
毛沢東の「日本軍に感謝する」発言が、他ならぬ元日本軍人に対してなされたのには、そういう背景があった。
それもそのはずだ。彼が欲しかったのは「左翼の謝罪」ではなく、「元日本軍人の協力」だったのだから。
日本軍と共謀した男 (新潮新書) 新書 2015/11/13 遠藤 誉 (著)
内容紹介
驚愕! 人民を裏切っていたのは、「建国の父」その人だった。
著者について
1941年中国・長春市(元満州国新京市)生まれ。国共内戦を決した「長春包囲戦」を経験し、53年に帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『卡子(チャーズ) 中国建国の残火』など著書多数。
(次の記事)
再確認『毛沢東に武器援助したのは米国』 2016/2/27(土)