実は有害な健康診断と検診の罠


実は有害な健康診断と検診の罠 2015/12/15(火)

京都本社営業本部から東京営業本部に転勤してから3年目のことですから、1997年(平成9年)の初夏のことです。

勤務場所は千代田区の自社ビルで、この3階が東京営業本部のフロアでした。
私たちは、ここから全国の支所や顧客を訪問していたのです。

ですから、健康診断というと、皆が同一期日に受診することなど到底不可能なことで、各自、指定された診療所に指定された期間に受診することとなっていました。

ちなみに、私の20歳以降、50年間の健康診断受診の履歴と言うと、20歳代で3回、40歳の時、広島保健所で1回です。尚、30歳代と62歳の時、胸部レントゲンのみが各1回あります。

ある日、淀川部長が自分の今回の健康診断の結果表と、前年の結果表とを見比べて首をかしげていました。

何しろ在社の時の彼は昼食後と夕方の二度、歯磨きをするほどですから、健康診断数値は気になって仕方がないのです。

それは、前年と今年の検査数値は、ほぼ同じなのに、多くの赤文字が記入されていて、『精密検査を要する』診断結果となっていたのです。

私と関東エリアでの元大手病院の事務部長OBとは大笑いしました。

つまり、こういうことなんです。
受診した診療所か、又は、その診療所が紹介する病院が暇(ヒマ)な場合、それまでの健全と判定した数値は、ある日以降、突然異常と判定されるのです。

無論、健康な者をも異常と判定し、患者数を水増し、収益増を期すためです。

似たようなことが起きたのが、凡そ10年前(2005年)です。
妻がある大手銀行系列の診療所で健康診断を受けたんです。

診断の結果は、肺結核の恐れ有りで、指定する病院で精密検査を受けるようにという指示でした。

ピン!ときましたね。

私は直ぐに、かっての飲み友達の大阪府下に住む15歳年上の元大手病院の事務部長の自宅に電話をし、『妻が健康診断で肺結核の恐れがあるとのことだから、あなたの元勤務先の病院組織の近畿圏の中で、病院と信頼できる医師を紹介して欲しい』旨要請しました。

程なく連絡が来て、大阪府下でも私の自宅からはちょっと遠いですが、ある病院と医師を紹介してくれました。

無論、精密検査結果、肺は何ら問題が無かったことは言うまでもありません。
もしも、診療所の指定する病院に行っていたら、肺結核と診断されていたでしょう。


実は、

信じられないでしょうが、国(厚労省)と、医療・医薬業界は、タッグを組んで市民を病気に判定し、患者数を水増しし、国民医療費の膨張を謀っています。

例えば、昔の高血圧の判断数値は180でしたが、食糧事情の好転等から180を超える患者数が少なくなったので、順次160→150→140に下げたのです。

これで飛躍的に高血圧患者が増えました。処が、時の経過と共に140を超える人も少なくなると確か短期間ですが115に下げたはずですが、これはやり過ぎということで130に戻し、140では高血圧気味としました。

尚、国際的には160でも高血圧ではないんです。
欧米では180です。

国(厚労省)は、TV・CMなどの広告媒体を使って、盛んに乳がん検査や肺炎検査などを含む健康診断を奨めていますね。

一般市民は、国が国民の健康増進・長寿の為とか、予防医療とか、国民総医療費削減の為とか思っていますね。

実は、健康診断や検診などは寧ろ真逆のことなんです。ワクチンも同じです。国民を不健康にし、そして益々国民総医療費を膨れ上がらせるのです。

病人を増やし、薬を飲ませ、身体を衰弱させ、苦しませ、国民医療費を増大させ、国家を破綻させるシナリオ(註1)の一つなんです。

(註1)『国際金融資本とのTPP交渉茶番劇』 2014/3/4(火) 

『国会は安倍マリオ首相の茶番劇場』 2015/7/29(水) 
安倍マリオ首相は、外交問題評議会(CFR)(註2)の世界戦略に基づく日本戦略組織『国際金融資本の戦略国際問題研究所CSIS)』の指示通り動く単なる操り人形。

安保戦争法案が成立しないと安倍マリオはどうなる?』 2015/9/17(木) 
戦後、自民党清和会所属の首相は、歴代、国際金融資本の政策シンクタンク戦略国際問題研究所CSISの操り人形故、CSISの指示に従わないと、首相並びに自民党総裁の座を直ぐに降ろされる。



以下は、上記の記事の内容の補足として



その1)
上記シナリオの根底には、国際連合(国連)のあり方にある。

Founded in 1921, the CFR has been on a mission to forming a socialist world government under the United Nations and not the US Constitution.

1921年に設立された外交問題評議会(CFR、Council on Foreign Relations)(註2)は米国憲法の下ではなく、国連(註2)の下で社会主義の世界政府を樹立することを使命とする。

(註2)国連はロックフェラーが創設し、国連本部ビルはロックヘラーの所有物である。外交問題評議会(CFR、Council on Foreign Relations)は日本政府を操る戦略国際問題研究所CSIS)の上部組織でいずれもロックヘラー傘下である。

尚、世界保健機構(WHO)も国連の下部組織で、ロックヘラー傘下である。

※この説明文は、是非、下記のウィキペディアのURLをクリックし、お読み下い。


その2)
世界の医療機関や医師や患者が共同研究するコクランでは、健康診断や検診は無意味であり、寧ろ、病気や死を招くと結論づけている。

A Cochrane Collaboration meta-study found that routine annual physicals did not measurably reduce the risk of illness or death, and conversely, could lead to over-diagnosis and over-treatment.
The authors concluded that routine physicals were unlikely to do more good than harm

国際研究グループのノルディックコクランのメタ研究では、毎年規定通りの健康診断をしても、病気や死のリスクが測定できるほどに減じないことに気付き、過剰診断と過剰治療が逆に病気や死を引き起こすかもしれないとした。

著者(研究者)達は、規定通りの健康診断は、その弊害よりも有益であるという可能性は低い(= 効果がない)と結論した。

『医学研究の信頼性を検証する国際研究グループのノルディックコクランセンター』

『コクラン ウィキペディア
『Physical examination (健康診断)』 ウィキペディア



乳がんは医師により創造される』 2013/3/5(火) 
静岡市立清水病院は最初に乳がんありき!
ガンの所見が一切なくてもガン判定!
1000人以上の女性の乳房が切り取られた!

『肺炎球菌ワクチンの害毒』 2014/9/15(月) 
65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンって何も効果がなく、寧ろ、病気になる代物。この事はスエーデンと米国で実証済みで、この記事の後半にデータで示しています。



※ 長文になりましたので、一旦、ここで切ります。

                      つづく



(追記)
血圧数値については、各医療機関や医師の学んだ時代により異なるようですね。

(数値1)
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」より

成人における血圧値の分類(mmHg)

分類     収縮期血圧                    拡張期血圧
 
至適血圧        <120   かつ      <80
正常血圧        <130   かつ      <85
正常高値血圧  130 - 139   または    85 - 89
Ⅰ度(軽症)高血圧 140 - 159   または    90 - 99
Ⅱ度(中等症)高血圧 160 - 179  または   100 - 109
Ⅲ度(重症)高血圧  ≧180         または      ≧110
収縮期高血圧     ≧140          かつ       <90

(数値2)
日本高血圧学会の案内文
チラシでは世界も日本も、140/90となっている。
イメージ 1

(数値3)
日本高血圧学会
高血圧治療ガイドライン2014 

高血圧の診断基準    140/90mmHg
糖尿病の降圧目標    130/80mmHg


(世界保健機構WHO数値)
こんなに変わった高血圧の数値』より一部抜粋

1970年代に入ると、世界保健機構(WHO)が、最高血圧を160以上、最低血圧を95以上と規定したことから、日本でも160/95以上を高血圧とするようになった。つまり、この時点で、正常とされる数値の幅がやや広がってしまった。しかし、この160/95以上が、その後長いこと国際標準とされていたので、いまでも高齢の方はそう考えていると思う。

1993年になると、WHOと国際高血圧学会(ISH)が、新しい分類法を発表した。血圧の正常値を「最高血圧140未満、最低血圧90未満」と大幅に変え、最高血圧が140、最低血圧が90のいずれかを超えたときには、「境界域高血圧」と呼ぶことになった。

これは、正常値と異常値の間に、グレーゾーンを作って、より血圧の診断を緻密にしたわけだが、これをなんと日本では悪い方(つまり医者がトクできる)に解釈することしてしまったのである。

厚生労働省の保険局国民健康保険課が監修する小冊子に、『血圧と健康』というがある。

 これによると、「血圧は個人差がありますが、WHOでは、最高血圧が140以下、最低血圧が90以下を正常血圧、最高血圧が160以上、最低血圧が95以上を高血圧としています。その中間は境界域血圧と呼びます」と、いかに「境界域血圧」が悪者のようになっている。

 が、WHOの指針は、血圧が140/90を超えると「境界域高血圧」と呼んで、「毎日の生活に気をつけましょう」ということにすぎないのだ

ところが、いつのまにか日本では最高血圧なら140、最低血圧なら90の、いずれか一方が超えても高血圧ということになってしまったのである

 つまり、グレーゾーンも異常値に含めてしまう方向に進んでしまった。その結果、かつては治療の対象とならなかった人が、血圧が140/90を超えただけで、定期的な血圧測定の対象にされることになったのである。

 2004年、日本高血圧学会は、診療指針を改定し、65歳以上の高齢者については、「降圧目標値」(下げるべき数値)を従来のグレーゾーンの「140~160」から「140未満」に引き下げた。

ところが、奇妙なことに、この診療指針には「この目標値が妥当かどうか、現在のところエビデンス(証拠)がない」と書かれている。

これを数値のトリックと言わないで、なんと言おう。

そしてそして、1987年当時170万人だった高血圧患者数は、現在、インチキ診断で、なんと、3000万人も医者通いをしているのです。