中国の軍事力を育成するイスラエル&仏国


序として、

広島に落とした原爆(ウラン型「リトルボーイ」)は、ドイツ・ナチス製であり、長崎に投下したのがマンハッタン計画で開発した米国製(プルトニウム型「ファット・マン」)であった。

戦後、ソ連の原爆に関し、ソ連が独自に原爆製造技術を開発したとする説とか、米国政府に深く入り込んでいるソ連のスパイ(コミンテルン)が原爆製造技術を盗み出したという説があるが、私見としては、米国の国際金融資本がソ連に原爆製造技術を渡したとする説ではないかと思う。

戦後、米国政府を操る国際金融資本の連中は、原爆を持つのが米国のみの場合、米国が世界を支配してしまい、戦争が起きなくなってしまうことを避けるためである。中国や北朝鮮が原爆を持つのも同じ状況とみる。イスラエルが動いたとみる。

他方、今年1月のパリテロ、そして先日のパリ連続テロは、米国CIA,、イスラエルモサド、英国のMI6の秘密諜報機関がフランス政府と謀って起こしましたね。

この背景には、9・11やボストン爆破事件と同様、CIAとモサドが育てたISISやアルカイダを撲滅するシナリオで、本当の目的はシリアのアサド大統領の転覆。

それが何故に舞台がパリかというとCIAとモサドEU、特にフランスに対する脅しも含んでいるということなのです。

私たち、プロパガンダに洗脳されている日本人には理解が難しいかもしれませんが、第二次世界大戦が始まる前まで、アジアやアフリカの大半が欧州の植民地で、歴史の主流は欧州にあったのです。アメリカではないんです。

戦後、原爆を持ったアメリカが世界の警察としての地位を確立するのですが、ある意味でそれはフランスなどの欧州勢にはプライドが許さないことでもありました。

ドゴールのEUがその復権を期したものでもあり、そして、昨今、顕著にアメリカの意向に反する動きをフランスやドイツがするのです。

(※)イスラエル = ユダヤ人= 国際金融資本 = アメリカ政府

その中で、最も、代表的な出来事と言えば

France voting against Israel at the UN.
国連でイスラエルに反対して投票をしているフランス.

French MPs voting in favour of a Palestinian state.
パレスチナ国家を支持して投票をしているフランスのMP.

フランス・オランド大統領は米国の意向に反し、軍艦(ミストラル強襲揚陸艦)2隻をロシアに売ろうとしており、既にロシア兵の訓練計画が出来ていました。

フランスからロシアへ売却される軍艦「ウラジオストク
 "Vladivostok" warship ordered by Russia from France on outing


ロシア軍兵士を乗せ、フランス西部サンナゼール(Saint-Nazaire)の港を出るミストラル(Mistral)級強襲揚陸艦ウラジオストク(Vladivostok)」

ではドイツの場合は、

2014.12.31 , 
メルケル独首相「EUはロシアと共に欧州の安全保障達成を目指す」


この1月のパリテロ事件を米国が起こす前まで、米国は孤立していたのが多少なりともお分かりになると思います。

では、何故に2度目のパリ連続テロが起きたのかは、以下に述べるフランスの米国の対立軸としての中国の軍事戦力の育成戦略をみると推量可能です。


(※)コミンテルンとは、
ソ連の指導者レーニンロスチャイルドやロックフェラーから資金を得て(途中省略)1919年、世界共産化を目指してコミンテルンを創設したもの。
レーニンの『敗戦革命論』とは、資本主義国家間の矛盾対立を煽って複数の資本主義国家が戦争をするよう仕向けると共に、その戦争において自分の国を敗戦に追い込み、その混乱に乗じて共産党が権力を掌握するという革命戦略。

(参考)
フランス政府の演出によるテロ? 2015/1/11(日)

パリテロ:劇場の死体は全てダミー 2015/11/19(木)

パリテロは他山の石、安倍も危険 2015/11/26(木)
パリ同時テロがあった時に、ジェラルドリベラの21歳の娘シモーヌ(Simone)はどこにいたのか?



その前に、

イスラエルとイランと日本 2013/11/30(土) 
◆米国の最新技術に照準か 中国がイスラエルに急接近
中国、最新戦闘機「殲10」を自主開発
性能実態は「ベールに包まれている」

中国は「自主開発」などと言ってますが、これはイスラエルからの技術供与を受けて同空軍のラビ戦闘機をモデルに作ったもの。
早期警戒管制機のレーダー技術もイスラエル製と酷似



さて、本題

フランスの戦略は、『米』vs『中』対立。

(注)ヘブライ哲学=漁夫の利


※訳文に変な箇所がありますが、後ほど修正しておきます。 


Chinese website claims US allies provided secret military assistance to China in defiance of international weapons embargo

中国のウェブサイトは、米国の同盟国は国際的な武器禁輸を無視して中国に秘密の軍事援助を提供した、と主張している

July 21, 2015
 2015年7月21日
The following is based on a translation from a report in Chinese media
 以下は、中国メディアのレポートからの翻訳に基づいています。

Chinese website war.163.com in its recent article claims France , Israel and Ukraine made great contributions to China 's weapon modernisation, in defiance of an international weapons embargo

最近の中国のウェブサイトのwar.163.comの記事では、フランス 、イスラエルウクライナは、中国への国際武器禁輸を無視し、中国の武器近代化に貢献をする。

The article says that since 1996 the US has used “ The Wassenaar Arrangement on Export Controls for Conventional Arms and Dual-Use Goods and Technologies ” to enforce a strict weapons embargo against China.

記事では、1996年以来、米国は ワッセナー条約(註2)に基づく通常兵器及び関連汎用品・技術の責任ある輸出管理を実施することにより、中国に対する厳格な武器禁輸を強制する。

(註2)ワッセナー条約 (ウィキペディア

In spite of that, France, Israel and Ukraine have given China substantial assistance in China's defence modernisation.  

それにもかかわらず、フランス、イスラエルウクライナは中国に、中国の国防近代化の実質的な支援をしている。

The report says that France has made great efforts to help China's rise to counter US hegemony, and that since de Gaulle took the initiative to establish diplomatic relations with China, France has provided a lot of weapons and weapon technology for China including Super Frelon, Super Puma and Dauphin helicopters, Naval Crotale air defence missiles, 100 mm warship guns and submarine sonar systems.

レポートでは、フランスはドゴール以来、米国の覇権への対抗策として中国の台頭を画し、先ずはフランスは中国との外交関係樹立のために多大な努力をした。

そしてフランスは、Super Frelon(註3)など、中国の軍事力強化の為に多くの武器や武器技術を中国に提供した。

Super Puma (註4)
Dauphin helicopters, (註5)

Naval Crotale air defence missiles, (註6)
100 mm warship guns (註7)
submarine sonar systems.(註8)


(註3)Super Frelon SA321 
フランスのシュド・アビアシオン製の大型ヘリコプター。輸送又は哨戒ヘリコプターとして使用されている。中国のZ-8は、本機のコピー機である。
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(註4)Super Puma  AS 332  
フランスのアエロスパシアル社がSA 330 ピューマを元にSA 332の名称で開発した大型ヘリコプター

(註5)Dauphin helicopter AS 365
フランスのアエロスパシアル社(現エアバス・ヘリコプターズ社)が開発した高速・長航続距離の中型双発ヘリコプター

(註6)Naval Crotale air defence missiles,
海軍用地対空防空網ミサイル
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(註7)100 mm warship guns
100mm軍艦銃
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(註8)submarine sonar systems.
海底のソナーシステム
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As soon as France commissioned its most advanced Mirage 2000B and 4000 fighter jets, it offered to sell the fighters to China.

フランスは最新鋭のミラージュ2000B(註8)および4000(註9)ジェット戦闘機を委託するとすぐに、それは中国に戦闘機を売却することを申し出ました。


(註8)ミラージュ2000(Mirage 2000)
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フランスのダッソー社製の軍用機。

(註9)ミラージュ4000(Mirage 4000)
ダッソー社が開発した試作戦闘機。

Chinese engineers visited and pilots test flew the fighters and were amazed by their experience

中国のエンジニアが訪問し、パイロットテストでは、戦闘機を飛ばしたし、彼らの経験に驚きました。

As China was poor at that time, it could not afford such expensive aircraft.

中国はその時点で貧困であったとして、そのような高価な航空機を買う余裕ができませんでした。

However, the experience was very helpful as it gave Chinese engineers and pilots ideas to independently develop their own planes in China.

それは独立して、中国で独自の飛行機を開発する中国のエンジニアやパイロットのアイデアを出したが、経験は非常に役に立ちました。

The report says that, in spite of the EU's strict ban, France has provided China with anti-submarine weapon systems, aircraft electronic equipment and new material and processing equipment for aviation instruments and apparatus.

報告書では、EUの厳格な禁止にもかかわらず、フランスは航空機器および対潜兵器システム、航空機の電子機器や新素材と加工設備を中国に提供している、と述べている。

In fact, it provided some parts, components and material for China's J-10 fighter jets before 2010

実際には、2010年以前に中国のJ-10戦闘機(註10)のためのいくつかの部品、構成部分、材料を提供した。

(註10)J-10戦闘機   
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中華人民共和国の航空機メーカー、成都飛機工業公司によって設計され、生産が行われている戦闘機。西側諸国ではヴィゴラス・ドラゴンと呼ばれる。

NATOコードネームは「ファイヤーバード」。 高価な主力戦闘機殲撃11型 とともに配備され機数を確保する混合運用のための軽戦闘機として開発・配備された。


Even now, it is China's major supplier of parts and components for aviation electronic equipment

今でも、それは、航空電子機器の部品の中国の主要サプライヤです。

The report also claims that Israel has unlimited access to America's most advanced weapon technology and has secretly transferred some of that technology to China, to show its thanks for the help China gave its people during World War II.

報告書はまた、イスラエルアメリカで最も先進的な武器の技術への無制限のアクセスを持っていることを主張し、密かに中国は第二次世界大戦中にその人を与えた助けのために感謝を示すために、中国にその技術の一部を移転しました。

Israel signed a contract to provide the technology of early warning aircraft to China, but due to US pressure, it cancelled the contract.

イスラエルは中国に早期警戒機の技術を提供する契約を締結しましたが、原因で米国の圧力には、契約をキャンセルしました。

However, it secretly provided China with samples and production technology for the parts of radar for such aircraft.

しかし、それは密かに、航空機用レーダーの部品のサンプルと生産技術を中国に提供します。

As a result, China was able to produce independently its KJ-200 , KJ-2000 and KJ-500 AEW&Caircraft.

その結果、中国は独立して生産することができましたKJ-200、KJ-2000(註11)およびKJ-500 AEW&Cの航空機を。

(註11)
 Avión KJ-2000 de alerta temprana y control aerotransportado
KJ-2000空中早期警戒管制機
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kい

The report continues to say that Ukraine, though a signatory to the Wassenaar Arrangement, has provided China with about 30 military technologies since 1995, including those for key equipment related to aircraft carrier, carrier-based fighter jets, engines for large warships including aircraft carrier, design of large transport aircraft, supersonic trainer, tank engine and air-to-air missiles.

報告書は、ウクライナ、ワッセナー・アレンジメントに署名したが、空母、キャリアベースの戦闘機、空母を含む大規模な軍艦のためのエンジンに関連する重要機器を含め、1995年から約30の軍事技術を中国に提供していると言うことを継続し、大型輸送機、超音速トレーナー、タンクエンジンと空対空ミサイルの設計。

China's J-15 carrier-based fighter jet was developed on the basis of the third prototype of the Russian SU-33 that Ukraine sold to China as scrap.

中国のJ-15艦上戦闘ジェット機(註12)は、ロシアが技術の流出を恐れ、SU-33艦上戦闘ジェット機を中国に売らなかった故に、中国は、ウクライナからSU-33の試作機を購入し、それを原型としてJ-15は開発された。

(註12)J-15
ロシア製のSu-33を本機のベースに用い、国産の兵装とレーダーを装備
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So was the hull of China's only aircraft carrier the Liaoning.

だから、中国で唯一の空母遼寧省の船体がありました。

Even now, quite a few first-class Ukrainian weapon experts are employed by China in developing advanced Chinese weapons.

今でも、かなりの数のファーストクラスのウクライナの武器の専門家は、高度な中国の兵器の開発に中国で採用されています。



 出典:war.163.com「中国の国防のための3つの主要な後援者は、すべての米国の同盟国と友達であるが、米国を裏切ってきた」(中国語で記事に基づいて、チャンカイイー要約)



EU risks US-China domination with military cuts: France



(参考)

『中国の空母艦載機J-15はロシアからパクったコピー兵器―ロシアメディア』 [軍事⑲]

2013年12月7日、新浪網はJ-15戦闘機の量産開始を受け、ロシアメディアが知的所有権侵害批判を強めていると報じた。

空母戦力の整備を続ける中国は、艦載機として国産戦闘機J-15の量産体制を構築している。このJ-15だが、国産戦闘機をうたいながらも実際にはロシアの戦闘機SU-33をベースに開発されたものだ。

中国は艦上戦闘機SU-33、2機を購入したいとロシアに持ちかけたが、ロシアは技術流出を恐れ拒否した。すると中国はウクライナからSU-33の試作機T-10K-3を購入、J-15のベースとした。

中国によるロシア製兵器のコピーはこれだけではない。中国はロシアとライセンス契約を結びSU-27を製造していたが、後にコピー品のJ-11を開発。その技術を自国のものとした。

またロシアのS-300PS地対空ミサイルもコピーし、HQ-9という名の国産兵器とした。いずれも中国人民解放軍が使用するのみならず海外に輸出され、ロシア製兵器の市場を荒らしている。さらに中国の有人宇宙船・神舟もロシアのソユーズそっくりの設計となっている。



(参考)

核の新世界秩序
【コラム:ソ連の中国への核兵器技術移転は本気だったのか】
米ソの核外交―初期の核独占を外交に利用できなかったアメリ