何故女性はボケるの?


近い未来、60歳以上の55%はボケるという研究データがあります。換言すれば、日本の60歳以上のご婦人の80%はボケるということ。

ボケた本人は幸せ?
それも長生きする。
周囲は大変!
そんな姿にあなたもなるのかな?



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医療用語を知らない私たちが言う『ボケた』と称する『アルツハイマー病』や『認知症』は何故圧倒的に女性に多いのか? 何故男性に少ないのか?

この現象、何も日本人だけではないですね。

不定愁訴も同様ですね。
若い女性が結構多いとか。

若くして脚がむくむ人、多いですね。そして糖尿病の人も。要注意ですね。



(前回の私にブログ記事)
今危ない昔に治療した虫歯のリスク 
2014.09.29

先日、私の小学校時代の会話は以下の通り。

「エコのあば、なしたど?」 (栄子の母親、どうしたって?)
「ぼげきたど」  (ボケになったとのこと)
「あや~、すかたね。よいでねな。」 (まあ、仕方のないこと。大変だ。)


今回は前回の続編です。
ワクチンに入っている水銀のリスクについて、再度、虫歯の充填材に使われているアマルガム(水銀合金)を例に調べました。


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アマルガムは安全なの?】

虫歯充填材アマルガム《注1》は口の中では溶解せず安全とする説を唱える学者の論拠として、歯の全くない女性の脳の方が虫歯にアマルガム装填中の女性の脳より水銀濃度が高いというデータを持ち出すが、果たしてそれが安全説の論拠となりうるか?

《注1》アマルガム 水銀と他の金属との合金。虫歯の充填材。

After all, a toothless person has almost certainly suffered from greater tooth decay than someone with teeth, and, therefore, has probably been exposed to more amalgam mercury for a substantial period of time than someone who remains dentate.

結局、歯のない人は、歯を持つ人よりも、過去、沢山のひどい虫歯に苦しんでおり、そのため、おそらくアマルガムを充填した歯状のままで誰よりもかなり多くの期間、より多くのアマルガムの水銀にさらされた。 

Because mercury stays in the brain for decades, one could be edentulous for a very long time and still have more brain mercury than someone who is dentate and has a lot of amalgams.

水銀は何十年も脳内に留まるので、歯の無い人は非常に長期間、無歯になるまでアマルガムにさらされた故に、まだ歯が有りアマルガムを充填した歯をたくさん持っている人よりも脳の水銀量は多い。



Like Parkinson's and other adult-onset diseases of the central nervous system that now afflict humanity, AD was rare or nonexistent prior to the onset of the Industrial Revolution.

パーキンソン病《注2》、及び今、人間を苦しめる中枢神経系の他の成人病の疾患のように、AD《注3》は産業革命以前には稀か又は存在しなかった。
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《注2》パーキンソン病では、主に、手足がふるえる(振戦)、動きが遅くなる(無動)、筋肉が硬くなる(固縮)、体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)、といった症状がみられる。運動症状以外(非運動症状)にも、便秘や頻尿などの自律神経の症状、不眠などの睡眠障害、うつ症状などの精神症状、認知機能障害などがみられる。


《注3》AD(アルツハイマー病) (Alzheimer's disease)  βアミロイド蛋白と言われる蛋白質が脳の神経細胞に蓄積し、更にタウが溜まって神経細胞が破壊され脳が萎縮することにより脳機能が低下するもの。我々が言うボケの一種。

これを説明したら長文になるので詳細は下記のURLで。

アルツハイマー認知症は糖尿病の増加を背景に増加の一途をたどっている。認知症は、65才以上の8人に1人は発症すると言われるほど、高齢者に多い病気だが、最近は18歳~64歳の若年の認知症アルツハイマー)が増えていると言われている。(推定10万人)

日本の認知症の患者は550万人(厚生労働省2013年6月発表は462万人)で高齢者の15%。認知症の予備軍とも言える軽度認知障害(MCI)の高齢者も400万人。60才以上の人が生涯に認知症になる確率は55%。

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The Industrial Revolution, which greatly increased human exposure to mercury in the work place and in the environment, got underway in the mid-1700s.

職場および環境での水銀と人間との関わりを大幅に増加させたのは、1700年代中頃の産業革命である。

Amalgam was invented in Europe around 1820 and was widely used throughout Europe and North America by 1850. Parkinson's, MS, and ALS were first mentioned in medical journals in the 1800s.

アマルガム1820年前後ヨーロッパで発明され、1850年までにヨーロッパと北アメリカの至る所で広く使用された。

パーキンソン病、MS(メタボ、代謝症候群)およびALS《注4》は、1800年代の医学雑誌に初めて記載された。

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脳や末梢神経からの命令を筋肉に伝える運動ニューロン(運動神経細胞)が侵される病気。ALSでは運動ニューロンは侵されるが、知覚神経や自律神経は侵されないので、五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)、記憶、知性を司る神経には原則として障害はみらず。
有名な罹患者は毛沢東徳田虎雄(1938年  - 医師、衆議院議員 )。

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It was not until 1906 that German psychiatrist Alois Alzheimer announced that he had found a "strange disease of the cerebral cortex" in the course of performing an autopsy on a demented 56-year-old woman.

ドイツの精神科医アロイス·アルツハイマー氏は、彼が認知症の56歳の女性の検死を実行する過程で、初めて「大脳皮質の奇病 」を発見したと発表したのは1906年

The woman's brain contained an unusual number of the plaques and tangles now considered to be the defining symptoms of AD.

女性の脳は、現在ではAD(アルツハイマー病)の決定的な症状であると考えられ歯垢(?)および原線維変化(もつれ?)の異常な数を含んでいた。

Scholars affiliated with the University of Minnesota and the Minnesota Pollution Control Agency have demonstrated that atmospheric mercury levels rose dramatically during the 1800's.

ミネソタ大学およびミネソタ汚染制御機関に属している学者達は、大気中の水銀レベルが1800年代に劇的に上昇したことを実証した。

In a 1992 article published in Science, they reported that the rate at which mercury accumulated in seven lakes "increased by a factor of 3 to 4 during the past 140 years."

雑誌サイエンスに掲載された1992年の記事では、北米の7湖に水銀が蓄積する速度は「過去140年の間に3~4倍に増加したと彼らは報告している。(中略)

Data for six of the seven lakes indicated a substantial increase in deposition rates around 1850 and another increase around 1920. Subsequent research indicates mercury deposition rates may have peaked in the 1970s.

ウィスコンシン州と北・中部ミネソタ州を網羅する広い領域に広がっている7湖の内の6湖のデータでは、水銀堆積速度は1850年前後に大幅に増加し、1920年前後、更に増加し、後の研究では、水銀堆積速度は1970年代にピークに達した可能性を示している。

【黒人と白人比較:虫歯が多い白人ほどAD(アルツハイマー病)で死ぬ】

Blacks have far fewer amalgams in their heads than whites;
they also die far less frequently from AD and MS

黒人は白人よりも脳の中のアマルガム(水銀合金)は遥かに少ない。 
黒人はまた、AD(アルツハイマー病)およびMS(メタボ)では白人より死亡する頻度は遥かに少ない。

According to a 1996 report from the Centers for Disease Control, white people are nearly two times more likely to die from AD than blacks.

疾病対策センターの1996年の報告によると、白人は黒人よりも、AD(アルツハイマー病)で死亡する可能性はほぼ2倍と高くなります。

According to a 1978 study of MS, "The . . . US Army suggests that the risk of MS for white males is 2.5 times the risk for black males."

1978年調査によると、米軍の白人男性のMS(メタボ)のリスクは黒人男性の2.5倍であることを示唆している。

Blacks in the US and England have long had much lower rates of caries than whites.

アメリカとイギリスの黒人の虫歯の率は白人よりも遥かに低い。 



Other theories: estrogen, education, head trauma,electromagnetic fields, and smoking

アルツハイマー病についての他の理論:エストロゲン、教育、頭部外傷、 電磁場、喫煙】   

       ◆

Evidence supports the claim that estrogen supplements reduce the risk of AD in women.

証拠は、エストロゲン(女性ホロモン)のサプリメントは、女性AD(アルツハイマー病 )のリスクを減少させるという主張を支持している。

Animal experiments indicate that estrogen stimulates nerve growth, perhaps indirectly by its effect on nerve growth factor.

動物実験は、エストロゲン(女性ホロモン)が神経成長因子に対するその影響によって神経成長を恐らく間接的に刺激することを示す。

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Higher education levels may also protect against AD.

高等教育レベルもまた、ADから保護することができる。

Like estrogen, education (or perhaps the habits of mind that higher education encourages) may help the brain maintain or construct neurons.

エストロゲン(女性ホロモン)と同様に、教育(高等教育と学習する習慣)は、脳を維持、またはニューロン《注5》の構築に役立つことがあります。

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《注5》ニューロン neuron 神経系を構成する細胞で、その機能は情報処理と情報伝達に特化しており、動物に特有である
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These findings are consistent with the mercury hypothesis.

これらの知見は、ADの水銀犯人仮説で唱えている内容と一致する。

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Trauma to the head is occasionally mentioned in the literature as a factor associated with a higher incidence of AD.

頭部外傷は、AD(アルツハイマー病)のより高い発生率と結びついている要因として文献の中で時々述べられています。

At least one expert believes head trauma is a risk only for people with the apoE4 gene.

少なくとも、とある専門家は、頭部の外傷がapoE4遺伝子を持った人々にとってのみ危険であると信じています。

A blow to the head may aggravate the toxic effect of mercury in at least two ways: it might stress the body and thereby weaken the body's ability to withstand the presence of mercury;he trauma may fracture fillings and increase the victim's exposure to mercury.

頭部打撃は、少なくとも二つの方法で水銀の毒作用を更に悪化させるかもしれません::一つは身体を緊張させ、水銀の存在に耐える身体の能力を弱めるかもしれません;二つ目は、外傷で恐らく虫歯の詰め物(アマルガム)が破砕され、被害者の水銀への接触を増加させるでしょう。

I base the latter explanation on my familiarity with the health history of June Varner, a Little Falls woman who overcame nearly paralyzing confusion by getting her amalgams removed.

私は私が熟知しているミネソタ州のリトルフォールズの女性ジュン・バナー(人名)がアマルガムの除去により、ほぼ麻痺混乱を克服した健康の歴史を最近の説明の基としている。

Her inability to concentrate and make decisions set in after a 1978 car accident.The problem was severe.
彼女の集中と意思決定の不能は、1978年の自動車事故の後に始まった。この問題(後遺症)は厳しいものだった。(中略)

Other symptoms that appeared after the accident included headaches, vertigo, nausea, extreme fatigue, and memory loss.

事故後に現れた他の症状には、頭痛、めまい、吐き気、極度の疲労、および記憶喪失が含まれていた。

These symptoms persisted until 1992 when her dentist discovered that several teeth in the upper right side of her mouth with amalgams in them were cracked.

これらの症状は、彼女の歯科医が彼女の口の右上にあるいくつかのアマルガムに充填された歯が割れたことを発見した1992年まで続いた。

The replacement of these amalgams with crowns eliminated the mental confusion and the other symptoms that came with the confusion.

これらのアマルガムから金冠への交換は精神錯乱、および混乱を伴う他の徴候を除去した。

June speculates that the blow to her head suffered during her auto accident allowed mercury from her fillings to gain access to her brain.
 
ジュンは、交通事故による彼女の頭部への打撃で彼女の歯の詰め物の水銀が彼女の脳への接近を可能にしたと推測する。

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Finally, smoking seems to play a protective role against AD.

最後に、喫煙は、AD(アルツハイマー病)に対する保護的役割を果たしているようである。

The reason for this may be that nicotine has the opposite effect on neurotransmitters that mercury has.

この理由は、ニコチン《注6》は、神経伝達物質に対して水銀とは逆の効果を持っているということかもしれません。

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《注6》ニコチン アセチルコリン受容体」という、神経細胞に存在する受け皿のようなところに結合するアゴニスト(作用物質)である。この結合をトリガーとして、神経細胞が刺激される。

「ニコチン」の名前は1550年にタバコ種をパリに持ち帰ったフランスの駐ポルトガル大使ジャン・ニコ(Jean Nicot, 1530年 – 1600年)に由来する。
ニコチンの詳細に関しては別途記事にします。

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Whereas mercury inhibits the uptake of, or otherwise reduces the effect of, dopamine, norepinephrine, serotonin and acetycholine, nicotine increases the levels of these neurotransmitters.

水銀は、ドーパミン《注7》、ノルエピネフリン《注8》セロトニン《注9》およびアセチルコリン《注10》の取り込みを阻害するか又は効果を減少させるが、それと異なりニコチンは、これらの神経伝達物質のレベルを増加させる。 

《注7》ドーパミン(英: Dopamine)は、中枢神経系に存在する神経伝達物質で、アドレナリン、ノルアドレナリンの前駆体でもある。運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わる。セロトニンノルアドレナリン、アドレナリン、ヒスタミンドーパミンを総称してモノアミン神経伝達物質と呼ぶ。

《注8》ノルエピネフリン  副腎髄質のホルモン.その他交感神経終末などからも分泌される。血圧上昇、血糖上昇作用などがある。

《注9》セロトニン  セロトニンは、ノルアドレナリンドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用のある伝達物質で、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的(キレる)になったり、うつ病を発症すると言われています。

《注10》アセチルコリン  
アセチルコリンは最も早く同定された神経伝達物質である。末梢神経系では、運動神経の神経筋接合部、交感神経および副交感神経の節前線維の終末、副交感神経の節後線維の終末などのシナプスで伝達物質として働く。

中枢神経系の一部にもアセチルコリンを伝達物質とする神経が存在する。また、神経系以外でも化学伝達物質として幅広い作用を発揮する。
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アセチルコリンの受容体は、ニコチン性アセチルコリン受容体とムスカリンアセチルコリン受容体に大別され、それぞれアセチルコリンによるニコチン様作用(骨格筋や神経節での刺激作用)とムスカリン様作用(副交感神経支配器官での刺激作用)を担う。


This may explain why people with amalgams tend to smoke more than people without amalgams.
このことは、恐らく何故にアマルガムを脳に持った人々は、脳にアマルガムのない人々よりもたばこを吸う傾向があるかを説明するだろう。

              つづく


※『アルツハイマー認知症のメカニズム』
 2016/12/21(水) 

※実証『煙草は無類の薬剤』 2018/2/6(火) 

※ガンは医師が造る 2016/7/20(水) 
  
(参考・引用先)