関西のイオンが放射能ゼロ宣言しない理由


大手スーパー、放射能入り鮮魚販売宣言 2014/8/31(日) の続編です。


【問題①】
イオンでのこの標語、初めて見ます。
放射性物質「ゼロ」を目標に検査体制を強化しています》

2011年11月初めに、イオンが「放射能“ゼロ”宣言」を発表したと言いますから、以降満3年弱経過で初めて知りました。

場所は、秋田県由利本荘市美倉町 イオンタウン本荘中央ショッピングセンター「マックスバリュー本荘中央店鮮魚コーナー」

イオン高槻店(大阪府高槻市萩之庄3丁目)の鮮魚コーナーでは過去一度もこのような標語を見たことも聞いたこともありません。

北海道のイオンでもこのような標語の掲示はなく、然も、従業員はこの放射性物質「ゼロ」目標さえ知らなかったそうです。

と言う事は、この放射性物質「ゼロ」目標は、消費者に対するイオン本部だけの単なるゼスチャーだけですね。

イオン:放射性物質のよる食品汚染への対応について


【問題②】

単なるゼスチャーだけでないと言うならば、地域毎相違する各イオン店の対応をどう解釈するのでしょうか。

放射性物質「ゼロ」目標を掲げている店は、検査体制を敷いているから掲げられるとも言えます。

では、放射性物質「ゼロ」目標を掲げていない店はどうであろうか。
答えは明白ですね。

検査をしていないか、それとも、放射性物質たんまりの商品を販売しているから、放射性物質「ゼロ」目標を掲げることが出来ないのです。

これが正解でしょうね。

つまり、放射能の少ない北海道や関西では、たっぷりと放射能入り食品を販売し、全国民被爆化・病弱化にイオンは多大な貢献をしているということになります。


【問題③】

イオン本部が掲げる放射性物質「ゼロ」目標とは一体何ぞや?
ゼロの定義とは?

「ゼロ」が目標だから、現在販売している商品には放射能が含まれていることを意味するのは明らかですね。

だから、店頭に並ぶ鮮魚などにベクレル表示が無い・・・
「ゼロ」目標とするならば、各鮮魚に現在のベクレル表示をするのが当然。

ゼロは可能か?

下記の毎日新聞の記事を見ても、原発事故以前の放射能濃度を差し引いても、ゼロは何十万年経っても不可能であることが分かります。

何しろ、毎日、大手を振って太平洋に放射能水を排出しているのですからね。経済産業省も地元相双漁協もご納得のこと。

                            


福島原発:「原子炉建屋流入前」地下水の海への放出を容認

毎日新聞 2014年03月24日 21時48分(最終更新 03月24日 23時07分)より一部抜粋。
イメージ 1

第1原発では、1日当たり400トンの地下水が原子炉建屋に流れ込んでいる。

計画は、流れ込む手前に設置した12本の井戸から地下水をくみ上げ、放射性物質が目標値以下だと確認して海に放出する。

流入量は最大1日100トン減らせる。

 経済産業省は2月、地下水1リットル当たり▽放射性セシウム1ベクレル▽ストロンチウム90など5ベクレル▽トリチウム1500ベクレル--など、法令基準の約2割に厳格化した運用方針を示している。

 相双漁協はこの日、管内7支所の支所長会議を開き、全会一致で受け入れ方針を決定。

                            

例えば、自宅でお椀の味噌汁がしょっぱい場合、皆さん、どうされますか?
お湯で薄めますね。

排出放射能を基準値以下にすることなんか簡単ですね。
薄めるんですね。但し、薄めても全放射能排出量は薄める前に同じ。

逆に食卓の白菜やナスの漬物の塩っ気が足りない場合どうされますか?
醤油を滴らし塩分濃度を適量にしますよね。

地下水が排水基準値の放射能濃度以下の場合、放射能水貯蔵タンクのコックをひねって排水の放射能濃度を基準値まで上げる。ヽ(´▽`)/


                            

それに、事故とか操作の誤りと称して高濃度の汚染水を放出する。

新除染装置でも事態軽視 不具合見逃し1日運転 東電 福島第一原発
2014年3月25日

(下記のように、汚染水を垂れ流す癖がついているから異常を発生しても誰も止めようとしない。)

東京電力福島第一原発に大量貯蔵されている処理水の危険性を大幅低減する新型除染装置「ALPS(アルプス)」の性能が急低下した問題で、東電は装置を止めるほぼ一日前に異常を把握していたのに、装置の不具合を疑わず運転し続けていたことが分かった。(以下一部抜粋)

東電は二月にも、タンクの満水警報が出たのに、水位計の故障と安易に判断、百トンを超える高濃度処理水漏れ事故を起こした。


この二月の未処理水とは、ストロンチウムだけでも一リットル当たり二億四〇〇〇万ベクレルですから、100トンをストロンチウムだけでも計算したらどうなるのか?

⇒(24,000×10,000)×(100×1,000)⇒24,000,000,000,000ベクレル(24兆ベクレル) アナ恐ろしや。


【問題④】

社内で目標としているのは「放射能ゼロ」ではなく、50ベクレル/kg以下。
これを詐欺と言わずに何と言うのでしょうね、イオンの幹部の皆さん。

                    ☆

イオン・マックスバリュ北海道株式会社からの回答の一部抜粋

基準値を簡単に記述させていただきますと、人体への影響を1ミリシーベルト以内にするために、有識者のご意見をふまえ、この1ミリシーベルト以内に抑える数値として、野菜・果物・穀類・肉・魚介類は50ベクレル/kgに設定されております。

    (回答者) マックスバリュ北海道株式会社 お客さまサービス部 

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【問題⑤】

簡単にイオンの言うことを信用できないのは、過去の米の悪事があるから。
イオンのトップも含めて経営陣が一掃されないことには悪事は繰り返す。

とにもかくにもイオンという企業幹部の感覚は日本人のものではない。
イオン米に関しても詐欺で、然も居直りましたからね。

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訴えられるのはイオンでは?  2013/10/27(日)

このイオンに米を納入している「三瀧(みたき)商事」は、過去、二度に亘って摘発されている常習犯。

一度は、中国から猛毒米輸入で。
もう一度は、中国から、遺伝子組み換えの米輸入で。
今回が三度目。
これでもイオンはこの何度も逮捕された業者からコメを仕入れて販売している。

このことはイオンが汚染された中国産米を安全なコメだと偽装しているということなのですよ。もはやイオンは顧客を騙す犯罪組織の頂点にあると言えますね。


悪事を報道させないためにも、TVCMを流しTV局に口止め料の金を支払っている。

                    ☆

イオン公式サイト(放射能放射性物質に関して)



(※)今日、二回目の更新記事
青空市場での不思議な出来事