大東亜戦争(太平洋戦争)の世界からの日本評価(2)
この戦争には幾多の不審点があります。
この記事の序段ではそのうちの一つのみを記載しておきます。
イギリス人スターリング・シーグレツプは『The Yamato Dynasty』の「第十章、汚れた手」の中で、
かれはいう。
マッカーサーはこのことを知っていたが敢えて知らないふりをした。計算するとその財産は四千億ドルであった」と。
1945年10月にGHQが発表した皇室財産の内容は書いた。
「土地・建物・木材・現金・有価証券(美術品・宝石は含まない)は37億2000万円。」
彼は次のように書いている。
この数字の十数倍近くをスイス銀行に送り込んで終戦工作に天皇は入ったのである。(注)昭和天皇は米国から2発の原爆投下の日程を7月には既に知らされており、その投下が終わった1945年(昭和20年)8月15日正午た玉音放送をした。
天皇は国際決済銀行とスイス国立銀行に今日でも世界トップクラスの秘密資金を持っている。ポール・マニングの『米従軍記者の見た昭和天皇』にも、シーグレーヴ夫妻の『ゴールド・ウオリアーズ』にもそのことが詳しく明記されている。
☆
戦後一千万スイスフランの数十倍か数百倍の金が天皇と皇后の秘密口座の中にあり、凍結されかかっているので赤十字国際委員会(ICRC)に依頼し、凍結を解除し、他の銀行の秘密口座に移そうとする天皇の壮絶なる闘いである。(管理人注:現在では兆の単位ではなく京の単位であろう)
(注)戦後、天皇が押収を免れるためにスイスの銀行口座の名義を日本赤十字社に確か37億ドル(33億ドル?)を払って変更したことを書いた英国の公式記録文書が4~5年前に発見されたことは、日本の新聞に写真付きで小さく報道されていた。但しいま検索してもこの記事をまだ発見できていない。
さて、本題
白人不敗の神話を崩壊させた日本軍は、わずか半年余りで、東南アジア全域を西欧列強の植民地支配から解放した後、東南アジアの各地に独立義勇軍を結成して軍事訓練を施し、敗戦後に展開された「第二次大東亜戦争」とも言うべきアジア諸国の民族解放戦争と民族独立運動に契機を与えていくのである。
だが、開戦以来、武運に恵まれていた日本軍も、やがて米軍の反撃の前に次第に守戦に立たされるようになっていった。
この時、劣勢な戦局を挽回するために、敵艦船に対する熾烈な特攻攻撃が展開された。
特攻の真相は決して、そのようなものではなく、戦没海軍飛行予備学生の遺族会理事長、杉暁夫氏も、
「私達の常識ではとても想像もつかないような完全な“滅私"を神風特攻隊員の一人一人が実践してみせたのである」
「ただ一途に、祖国の危機の前に敢然と立ち向かった若い特攻隊員達の悠久の偉功を決してないがしろにしてはならない」
と述べているように、特攻こそは、欧米諸国の植民地化を恐れた、殉国の血潮に燃えた青年たちが劣勢な戦局を挽回するために行った愛国心の発露であり、また実際の戦果も戦後、米軍が公表したものよりも、遥かに大きなものだったのである。
米・英・仏などでも、神風特攻隊に関する書物が数多く刊行され、特攻に対して高い評価を与えているにもかかわらず、「かつて味方であった日本人が味方であった日本人を愚弄したり、揶揄したり、嘲笑している」のが、戦後の日本の特徴であると言ってもいいだろう。
(注)神風は米海軍に甚大な損害を与え恐怖に陥れたが、戦後、米国は意識的に過小評価のプロパガンダで今日に至る。
The Kamikazes made their first appearance during the Battle of Leyte Gulf in October 1944. By 1945, they were a terrifying threat, "the only weapon I feared in war," declared Admiral Halsey.
By war's end, kamikazes had sunk or damaged more than 300 US ships, with 15,000 casualties.
ベルナール・ミロー(フランス ジャーナリスト)
これら日本の英雄達は、この世界に純粋性の偉大さというものについて教訓を与えてくれた。彼らは1000年の遠い過去から今日に、人間の偉大さというすでに忘れ去られてしまったことの使命を、とり出して見せつけてくれたのである。(著書『神風』)
バー・モウ(ビルマ初代首相)
「特攻隊は世界の戦史に見られない愛国心の発露であった。今後数千年の長期にわたって語り継がれるに違いない」
アンドレ・マルローの言葉
アンドレ・マルロー(Andr? Malraux, 1901年11月3日 - 1976年11月23日)はフランスの作家、冒険家、政治家。ド・ゴール政権で長く文化相を務めた。代表作に『王道』や『人間の条件』がある。
「日本は太平洋戦争に敗れはしたが、そのかわり何ものにもかえ難いものを得た。これは、世界のどんな国も真似のできない特別特攻隊である。
ス夕-リン主義者たちにせよナチ党員たちにせよ、結局は権力を手に入れるための行動であった。
日本の特別特攻隊員たちはファナチックだったろうか。断じて違う。彼らには権勢欲とか名誉欲などはかけらもなかっ た。祖国を憂える貴い熱情があるだけだった。
代償を求めない純粋な行為、そこにこそ真の偉大さがあり、逆上と紙一重のファナチズムとは根本的に異質である。人間はいつでも、偉大さへの志向を失ってはならないのだ。
戦後にフランスの大臣としてはじめて日本を訪れたとき、私はそのことをとくに陛下に申し上げておいた。
そういう人たちに、私はいつもいってやる。《母や姉や妻の生命が危険にさらされるとき、自分が殺られると承知で暴漢に立ち向かうのが息子の、弟の、夫の道である。愛する者が殺められるのをだまって見すごせるものだろうか?》と。
私は、祖国と家族を想う一念から恐怖も生への執着もすべてを乗り越えて、 いさぎよく敵艦に体当たりをした特別特攻隊員の精神と行為のなかに男の崇高な美学を見るのである」
(会報「特攻」第8号より引用)
彼も神風特攻隊に激しく感動した一人である。タイの王室主催の晩餐会でスピーチを求められたバー・モウは、流暢な英語で特攻隊について語っているうちに涙で声が詰まり、それを聞く晩餐会出席者もまた感涙に堪えなかったという(深田祐介『大東亜会議の真実』)。
主著『自死の日本史』第12章において特にアメリカ人や西洋人一般にみられた嘲笑や中傷を否定し、『きけ わだつみのこえ』を基に特攻隊員が軍閥の言いなりではなく「正しいものにはたとえ敵であっても、誤りにはたとえ味方であっても反対する』という崇高な念に殉じたと彼らに称賛の意を示している
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