大地震が来なくても日本はドボン!


北海道・標茶の高濃度牛肉は、その後二ヶ月も経過したから原因が究明されたのかとクリックしたら、依然とその究明したことやその結果報告が見当たらない。

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原発から700キロ 北海道の牛肉から「高濃度セシウム」のなぜ?
日刊ゲンダイ 2013年10月1日 掲載

北海道の東部、標茶町で生産された牛肉から放射能が検出されていたことが明らかになった。 8月末に神奈川県衛生研究所の精密検査で分かったもので、2つのサンプルからそれぞれ1キロあたり56ベクレルと42ベクレルの放射性セシウムが検出されていたのだ。

国の基準では100ベクレル以下の食品は安全とされるが、50ベクレル前後でも低くはない。 13年4~8月の全頭検査では、9万9701のサンプルのうち、1キロあたり50ベクレル超から100べクレル以下は4つだけ。

それが今回は2つとも高い数値を出している。 福島原発から約700キロも離れた場所だ。影響は少ないはずなのに、いったい何が起きているのか。(中略)

「汚染した稲わらなどを食べた11年当時の汚染牛が冷凍で残っていたのか、産地を偽装したのか。いずれにしても、国の検査より高い確率で高濃度の数値が出たわけですから、検査の有効性が問われます」(中略)

2つのサンプルがいずれも高濃度ということは、汚染牛は検査をすり抜けている恐れが高い。(以下省略)


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この究明なしに、農水省の最近の牛肉検査では、何処も100ベクレル未満。 
農水省の食品全体の検査自体がインチキと疑われてもやむを得ない。

食品中の放射性物質の検査結果について(第759報) 平成25年11月1日

つまり、食べて応援のスーパーやコンビニで買う食料品や食品、そして飲食店で食べるものには、放射能の高濃度のものが沢山あるということに他ならない。

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この検索途中で、6月の見落としていた記事を発見。
秋田県岩手県宮城県の県境にそびえる栗駒山の麓のエリアに放射能が回り込んでいたのである。

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秋田・湯沢市でタケノコから基準値1・8倍のセシウム
                    2013.06.17

秋田県湯沢市は14日、自生しているタケノコから食品基準値(100ベクレル/kg)の約1.8倍にあたる185ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されたと発表した。

湯沢市放射性物質による食品汚染が発見されたのは初めて。
注)湯沢市皆瀬地域の国有林

 セシウムが検出されたのは「ネマガリダケ」というタケノコの一種で、地元では「ササダケ」と呼ばれ、味噌汁の具などとしてよく食べられている。

今回の放射性物質検査は、宮城県仙台市の住民から、「今月9日に湯沢市内で採取したネマガリダケから130ベクレル/kgの放射性セシウムが検出された」との通報を受け、秋田県に連絡したことが発端で実施されたもの。

 このネマガリダケが発見されたのは宮城県との県境付近の国有林内で、福島第一原発から約200キロも離れている。

 また今回は2カ所でサンプル採取を行なっているが、もう1カ所では基準値以下だった。

 ネマガリダケは日頃から一般の人が採取している食品のため、市では「採らない、食べない、人にあげない、販売しない」との対応を広く市民に呼びかけている。


ネマガリダケにセシウム 秋田、キノコ・山菜類で初

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この「ササダケ」(笹竹)のタケノコを味噌汁の具にしたら美味しいことは、以前の私のブログで書いていましたね。
(参考)『山菜で春を味わう』2007.04.03

そもそも、筍類の根は、垂直に地中に根を伸ばす一般の草木と違い、土の浅い面で四方八方水平に伸び、放射能などが降ったらまともに根から吸い込む。

これは、例えばシイタケなどが木の表皮で育つのとその構造が似ている。
成る程である。

然し、福島原発からの放射能栗駒山の高度では防げなく、或いは、栗駒山で回り込んだものと思われる。

そこで、秋田県庁のサイトで、現状を確認してみた。

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これは秋田市千秋での放射能降下物であって、大気中の濃度ではない。
ということは、福島の放射能は今も秋田県に直接降り注いでいるということなのか、それとも、近隣県に降り注いだ放射能が風で飛んでくるのか、それとも、秋田県内でガレキの焼却をしているから、それが原因なのか?


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同じく、秋田市千秋の水道水にも、時には微量の放射能が検出されている。
秋田県民は、この状況を念頭に置いて生活する必要があるのではないか。

(参考)降下物の放射能濃度の推移(平成24年1月~)(秋田県

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秋田県では上記のような状況故、秋田県より南部の関東・東北では、より、厳しい状況に置かれていることは確かである。最近の出荷停止食品は、減るどころか、増えている方が多いのではないのかな?

新たに出荷停止食品が増えるということは、どういう意味なのか?
今までの検査が、デタラメだったという意味か?
新たな放射能が、依然と降り注いでいるということなのか?

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食品中の放射性物質の検査結果について(第759報) 平成25年11月1日

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栃木県の原木生シイタケは、ほぼ全滅。
シイタケがそうなら、タケノコは? ヤマメやメバルは?


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(注)千葉県柏、八千代、白井の3市で採れるタケノコの出荷も停止されている。
無論、セシウムが100ベクレルを超えているから。
そもそも、柏市では、側溝では40万ベクレル、雨水枡では60万ベクレルもあった。

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下記の表は、群馬県ニホンジカ(鹿)とツキノワグマ(熊)の肉に含むセシウム濃度である。肉の部分は、100ベクレルを半数以上超えている。

これを、「さもありなん」などと悠長に構えてはおられない。

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以前の私のブログで紹介したように、3・11の一年弱後大阪では、もう4歳の子供の爪から基準値以上のセシウムとウランが検出されていたのだ。

(参考)『西日本でも危険信号!飲料・食品から放射能摂取!』 2012.02.23


セシウムの生物学的半減期は90日前後。
他方、ストロンチウムは、骨の中に入ったら排出されない。
物理学的半減期(29年)に生物学的半減期(50年)を加味しても半減期は約18年。

放射能の体内取り込みは一瞬ではない。
放射能を含む食べ物・飲み物・空気の三本建てを継続して摂取させられている場合、熊さん鹿さんと同様、市民のぜい肉や痩せた骨では依然と100ベクレルに近い放射線が、市民の遺伝子を攻撃していると看做(みな)せる。

病死や突然死での火葬場で、野辺の煙(のべのけぶり)とか夜半の煙(よはんのけぶり)とか風流なことを言っておられない。排煙には放射能を含み、やがて地上に降り注ぐ・・・・・

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下記は、2chから一部を抜粋。

農水省 食べて応援しよう

名無しさん@12周年[sage] 投稿日:2012/04/20 19:39:09  ID:61DkKGOb0
「がんばろう日本」とは、政府・電力会社・マスコミによる、一億総被曝キャンペーンである。  

「がんばろう日本」の真の意味は
「(放射性物質の被曝にどれだけ耐えられるか)がんばろう日本」である。 
また「がんになろう日本」とも呼ばれる。 

杜撰な安全管理により福島第一原発メルトダウンさせた日本政府と電力会社がスポンサーとなり、 マスメディアを利用して「食べて応援」などと、汚染食材の内部被曝を促進させる運動を指す。 

日本国民が満遍なく被曝することによって被災地の被曝被害をぼかし、 「全国と比べて被曝被害が大きいとはいえず、原発事故との因果関係は認められない」と、 被曝による健康被害を訴える人間に補償金を払わない口実を作るのが目的である。 

原発事故前の基準では放射性廃棄物とされ、黄色いドラム缶に入れて 厳重保管しなければならないレベルの食材を、放射性物質の基準値を上げることにより 「基準値以下だから安全・安心」と称して全国に拡散させている。 

そして、原発事故前の基準では放射性廃棄物とされるべきものを 「風評被害」という言葉を巧みに使うことによって、さも「その食材は安全」であるかのような工作も行っている。 

また、「絆」という言葉を用いて、子どもの被曝を避けるために学校給食を拒否する親、 汚染地帯から避難しようとする家族などに対し 

「自分だけ助かりたいの?」 
「絆という言葉はどうしたんだ!」 

という、被曝を強いる運動も推進している。 
ここでいう「絆」とは、「(一億総被曝の)絆」であることは言うまでもない。 


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下記は、茨城県のデータ。

茨城県内における土壌の放射性ストロンチウムプルトニウムの核種分析結果

(汚染マップ)
常総生活協同組合が作成した放射能土壌沈着量)


この茨城県が作成したデータをAuthor:kokikokiyaさんがグラフ化したのが下記の図。


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一見すると、改めて、まだまだ茨城県放射能は多いことに驚かされる。
しかし、しかし、、このグラフを見ると不思議発見である。

Cs137(セシウム137青色の棒グラフ)が減少するのに反比例して、St(ストロンチウム緑色の線)が増えるのである。Pu(プルトニウム赤色の線)も似たように増えた。

我らの感覚から言うと、Csが多いと、それに正比例してStも多くなるのだが?

この逆比例の原因は、重さが違うから? 気化温度が違うから? 
(注)沸点は、ヨウ素が184℃、セシウムが678℃、ストロンチウム1384℃
プルトニウムが3232℃、テクネチウム4877℃。

この疑問に対して県は何等説明していない。
果たして、県が公表したデーターは正確なの? 偽造なの?


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それにしても四号機のことを考えたら、これまで述べてきたことなど、些細な事ですね。

3・11から2年8ヶ月。
四号機の核燃料プールには、どう手を打たれたのでしょうか?

単に支え棒をしただけではありませんか?
そして『臭いものに蓋』をしただけではありませんか?

海水をかむった各原発施設。
地震で壊れ、ヒビが入っているし、塩分を含んでいるし、日毎、腐食は確実に進む。

下の地図は、ここ一週間(10月29日~11月4日)の南東北から近畿のかけての地震発生状況である。

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毎日毎日揺さぶられている四号機の宙ぶらりんのプール。

何れ、大地震が来なくても間違いなくドスンと落下し爆発する。

そうなったら、誰も四号機に近づけないし、無論、その周辺の原発にも近づけない。

近づいたら即死する。




更に、4号機の西約50mの建物内には、1~6号機のプールに保管されている1.4倍の6375本ものの使用済み核燃料を保管する独立した共有プールがあるが、これにも接近できなくなり、ここでも大爆発を繰り返す。

そして幾年にも亘り、爆発を繰り返し、高濃度の放射能を大気に放出する。
こうなったら、関東・北関東・東北の太平洋側と内陸には、もう住めない

(参照)私のブログ記事 『このままでは日本が終わる』 2012.04.12


(参考)
小出裕章:4号機燃料プールが崩壊すれば日本はおしまいです』2012.04.14


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『見て見ぬふり』が日本の美徳か?
『言わぬが花』なの?
『触(さわ)らぬ神に祟(たた)りなし』なの?
『知識としてそのリスクは知っている』だけで安心なの?
『テレビで騒がないから危険ではない』と思っているの?