45年前の私を酒田駅で観る


往路は直江津で40歳前後の女性に不快な処遇を受けましたね.
処が、復路では、二人の素敵な女性に出会いましたよ。 ヽ(´▽`)/

                      ☆

大阪に帰る日、8月20日本荘での午前4時前後の1時間降水量45mmというのは、僅か30分間のもの。うちの排水の悪い庭は池の如し。

その30分間はすごかったですよ。見上げる空が。
雲の中では、パカパカ打ち上げ花火の如く、連続30分も間断なく光っている。
だが、雷鳴がしない。
何千メートルか相当上空で光っていたのですね。


その朝、ワンメーターですがタクシーを呼んで乗車。
運転手さん 「上り線の酒田行は運休という情報ですよ」 とのこと。

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羽後本荘駅に行くと、確かに「運転中止」というテロップが流れている。
確認の為に駅員に聞くと、酒田までは走るという。
そこで、酒田行きに乗車。

1時間後、酒田駅着。
処が、それより先も走るが、途中、線路への浸水などの恐れがあり、新潟までは行けないという。


但し、特急いなほ6号の乗客は、酒田から代替えバスで新潟駅まで行けるが、特急券を持っていない乗客は、そのバスに乗車できないとのアナウンス。

怒った白髪の高齢者のおっちゃん、改札の駅員に噛み付いている。
クスクス笑いましたね。心の中で。

                      ★

思い出しました。

昭和44年1月、私、23歳の時のこと。
この日は大雪で、新潟駅以降は運休するかもしれないとういアナンス。

特急券を買わずに羽後本荘駅から特急白鳥(大阪行)乗車。
案の定、新潟までで以降運転中止。

○ 普通乗車券のみ持参の人は、新潟から急行電車で東京まで行き、以後、新幹線こだまに乗車。
○ 白鳥の特急券持参の方は、新潟から別の特急電車で東京に行き、以後、新幹線ひかりに乗車。そして特急券の払い戻しを受ける。

それを聞いて、たまたま東京行き特急電車の時間まで1時間あったので、駅長室に怒鳴り込んだの。窓の外から、特急や急行を待つ沢山の人々が私を見ている。

「何故、特急電車に乗車できないのですか! 特急白鳥の車内で特急券を買おうとしたら、車掌は発券しないと断ったじゃないですか!」

約1時間弱怒鳴りまして、それじゃと言う事で駅長は、白鳥運行中止証明の紙片の裏側に、「この人は・・・・」 との書き出しで始まる意味不明な文に駅長の角印を押して私に渡しました。

私はその紙片を握って、急行ではなく、特急電車に乗車。
途中、検札があったものの、その紙片で難なくクリアし、東京駅着。

こうなったら新幹線ひかりもいける! 
調子に乗った私はがらがらに空いているひかりの指定席に乗車。

ひかりの車中で検札があり、難なくクリアしたと思ったのですが、一時間後、再度車掌がやってきて、「この証明書は、特急料金を徴収して下さいという意味ですよ」 と言うではありませんか。

しまった! 車掌は、新幹線車中から新潟駅に電話をしたのだ! 
そしてこの訳の分からん文章の意味を新潟駅長に解説してもらったのだ!

で、私は素直に新幹線のひかり特急料金を車掌に支払いました。

京都駅到着時刻は、本来の特急白鳥の到着時刻とほぼ同じ。
ひかりに支払った特急料金も、本来の白鳥の特急料金にほぼ同じ。

ひからに乗車せずに、一時間長いこだまに乗車したら、この特急料金も支払わずに済んだのでした。

                      ★

酒田駅では、私の四十数年前の24歳の時のシナリオを、70歳前後のご高齢者が演じている。

このようなケースの場合、騒いでも無駄ですね。
で、この若かりし時の体験から学んでの私のとった行動とは?


                            つづく