小中学生のぜんそくの原因はプール?


小中学生のお子さんをもつ親御さんや爺婆さんへ。
以下のことは情報として知っておいた方がよいでしょうね。
私も、このことは孫の母親に報告します。

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(要旨)
ルフレッド教授と彼のチームが、847ヶ所の中等学校の平均年齢15歳の生徒を調べた結果、

『喘息のほとんどの場合、プールの表面に発生した塩素系酸化剤ガスを吸い、気道を損傷することによるものであった』

注)この記事は、参照として、下記に付記しています。


他方、

『塩素消毒されたプールで泳ぐとがんリスク増える、スペイン研究』


【9月14日 AFP】塩素消毒されたプールで泳ぐとがん発症リスクが増える可能性があるとする論文が、12日の米医学誌「Environmental Health Perspectives」に発表された。

 スペインの環境疫学研究センター(CREAL)などの研究チームは、塩素消毒された屋内プールで泳いだ人を対象に、DNAの恒久的な変異を引き起こす変異原性に変化がないかを調べた。

 その結果、40分間ほど泳いだ健康な成人49人で、遺伝毒性効果の証拠が認められたという。(以下省略)



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(付記)
掲載サイトより一部抜粋

Swimming in chlorinated pools 'increases asthma risk five-fold'

塩素殺菌されたプールの中で泳ぐと「喘息の危険は5倍に増加


Children who swim regularly in chlorinated pools are five times more likely to develop asthma, research has found.

塩素殺菌されたプールの中で規則的に泳ぐ子どもは喘息になる可能性が5倍ありそうなことが研究で分かりました。

By Rebecca Smith, Medical Editor  2008.09.24

Previously the same team have found that indoor pools may also increase the risk of asthma in children.

以前同じチームでは、屋内プールは、子供の喘息のリスクを高める可能性があることを見出した。

It is thought the chlorine fumes floating around the surface of the pool may help to trigger the condition by irritating the upper airways.

これは、プールの表面に浮かんで塩素ガスが上気道を刺激することで、喘息状態を引き起こすのを助長するかもしれないと考えられている。

Prof Alfred Bernard, of the Catholic University of Louvain, Brussels, Belgium and his team examined 847 secondary school pupils with an average age of 15

ルーベン ブリュッセル、ベルギーの各カトリック大学でのルフレッドベンマード教授と彼のチームは、平均年齢15歳の847中等学校の生徒を調べた。

 “There are a number of studies to suggest that chemicals such as chlorine might be involved in the development or aggravation of allergic conditions including asthma.

 "塩素などの化学物質が喘息を含むアレルギー症状の発症または悪化に関与しているかもしれないことを示唆する多くの研究があります。

This is due to the fact that chlorine products may compromise protective cell barriers within the lungs, meaning people with allergic asthma are more vulnerable to allergens.

これは、アレルギー喘息の人々がアレルゲンに、より弱いことを意味し、塩素製品が肺の内の保護細胞障壁を損傷する可能性があるという事実によります。

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(今日は、もう一個の記事を更新しています)
白文鳥ぽぽとお留守番の五日間