神道イストを自称したJ・メーソン
例えば、『南京大虐殺』で日本軍は30万人の中国人を殺した!と騒いでいますね。
考えてみてください。日本軍には十数カ国の従軍記者が随行していたのです。
もしも、大虐殺があったとするならば、即座に彼らは本国にその事件を知らせたはずです。処が当時、何処の国の記者も、そのような記事を書いていないのです。
もしも30万人を殺したとするならば、その遺骨が当然に発掘されるはずですが、全く出てきませんね。
相変わらず、今も朝日新聞ではそのことを叫んでいますね。
これも同じく、当時十数カ国の新聞記者が朝鮮半島に渡り、現地取材をして本国に記事を送っていました。これも同じく、当時、全くその記載の記事はありませんね。
逆に、日本の朝鮮半島統治の素晴らしさを称えていましたね。
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(参考)
妻は韓国人であり、同国の太平洋戦争犠牲者遺族会の常任理事である梁順任の娘である。粱順任は日本政府に対してアジア太平洋戦争韓国人犠牲者補償請求事件を起こし、また、日本政府からの補償金に絡む詐欺事件で容疑をかけられている。
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それでも猶且つ社をあげて『日本と日本の心』を破壊しようとしている朝日新聞。
この呪縛から逃れられない多くの日本国民。
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さて本題に戻って、以下、細川一彦氏の随筆です。
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『日本の心 ● 世界の声』 その5
■神道イストを自称したJ・メーソン
2001.4.24
それが、彼が日本に関心をもつきっかけとなりました。アジアの小国日本が大国ロシアを破ったことが、彼の心を揺さぶったのです。
メーソンは、日本が急速に近代化できたという事実に驚きました。そして、その理由は、神道にあるのではないかと考えるようになったのです。
昭和7年(1932)、満州事変の翌年に、彼は初めて来日しました。
著書『神ながらの道』(たま出版)に、彼はこう書いています。
「日本が有する永久的進歩の力は、日本民族の創造的精神に基づく。…人類と自然とを、全能の神によることなく、自ら物質的進歩を創造する神霊だと考える一つの原始的直観である。日本を知るには神道を理解する必要がある」
メーソンは、神道は一神論・多神論・汎神論ではなく、「汎霊論」であると主張しました。そして、一切は神霊であり、神霊は万物を離れては存在しない、万物そのものが神霊であり、物と神とは表裏一体であり、万物は神霊の自己表現である、と考えました。
しかし、日本人はこれまで「言挙げせず」と言って、神道の真理を言葉で語ろうとはしてきませんでした。そのため西洋人にとっては、神道は原始的で低級な宗教と思われています。実際はそうではない、とメーソーンは言います。
とはいえ、メーソンは決して盲目的な神道信奉者ではありませんでした。
昭和11年の2・26事件の時、言論弾圧にたえかねた彼は、一時、日本を離れました。
そのとき、彼は「日本にはもはや神道は滅亡しつつあるようだ。極端に言論の自由の許されるイギリスのハイド・パークに行って神道を学ぼう」と言いました。軍部が推進する神道は、本来の神道の精神とは違う、と彼は見抜いていたのです。
そして、メーソンは、将来、真の神道が発展することを期待していました。
「神道は日本の世界文化に対する主要貢献たり得るけれども、日本はまだいかにしてその貢献をなすべきかを知らない。神道は世界に対してメッセージを持っている。しかしこのメッセージ普及の使命は日本の負うべきものである」
「日本における神道の影響は、あまりにも長く内面的潜在意識的心意の上にのみ局限されていた。知識が現代の如く発達した時代は、直観的意味と同時に自覚的理解としての知識を要求する」
「もしも日本がその潜在意識的直観力を保持し、しかも同時に自覚的自己表現的分析力を発達せしめ得るとすれば、日本文化はいまだかつて他民族の企ておよばざりし高所にまで達するであろう。
しかし、もし日本人が自己の内なる独創性を発展せしめることなく、徒らに海外に自覚的霊感を求むるならば、日本精神と神道の創造的精神とは潜在意識的沼地に埋没し、日本の将来における発展を促進する上でますます無力となり行くであろう」
メーソンは、昭和16年(1941)にアメリカで没しました。
亡くなるとき、彼は「遺骨は日本に葬れ」と遺言しました。
パナマ運河を経て、遺骨が日本に着いたのは、日米開戦の後でした。
しかし、彼の遺志は尊重され、遺骨は東京の多摩霊園に葬られました。
彼の墓の隣にある記念碑には、「J・W・T・メーソン、米国の新聞記者にして然も神道の信奉者・日本精神の賛仰者なり」と刻まれています。(1)(2)
参考資料
・J・W・T・メーソン著『神ながらの道』(たま出版)
・ 名越ニ荒之助著『世界に生きる日本の心』(展転社)
(参考)
これまで掲載した『日本の心 ● 世界の声』
その1
『宣教師たちが称えた日本人の美徳』
その2
『日本の「魂」を伝えた小泉八雲』
その3
『リシャールの名詩『日本国に告ぐ』
その4