我等日本人の情報の受け止め方
私達日本人は、他の先進国と比較していかに大手マスメディアを信頼しているかのデータがあります。
世界で日本人ほど新聞を信頼する国はありませんね。
別な表現をすると、日本ほど新聞を読む国は他に無いということでしょうか。
新聞は事実を伝えていると潜在的に信じていますね。
日本の大手新聞社の報道は公正中立であると。
大半の記事はそうかもしれません。
然し、慰安婦強制連行や南京大虐殺などは、何れも朝日新聞が捏造し、シリーズ物で新聞に掲載されたことを契機として、当該国が騒ぎ出して今日まで至ることを知る人はインターネットをしている人だけと言って過言ではないでしょう。
ともすれば新聞とは営利企業であることを忘れていますから、インターネットをしない人は新聞記事を正しいものと看做(みな)しているでしょう。
戦時中は、政府の大本営発表の虚偽内容を大々的に報道しました。
虚偽内容が大きく勇ましいほど、戦死者数が多いほど、新聞が売れたのですから。
戦後は日本の大手マスメデイアを米国の対外諜報機関CIAが支配し、同時に資金援助し、親米路線を強制しました。このことは、以前、ブログで書いていましたね。
注)【世論操作の実態】
昨今のケースで顕著なのは、一般企業の広告費大幅削減により減収した故に、お金を出してくれる特定企業や組織の為に、さも公正中立を装い報道していることです。
(参考・私のブログ記事)
これは明らかに、朝日新聞社の内部に資金を出してくれているCIA=小泉純一郎=ヤクザ稲川会 の手が伸びていることを意味しました。
(参考・日本のマスメディアの歴史)
新聞と同様、テレビでも日本人は信頼していますね。
注)アメリカ・オーストラリア・イギリス・イタリアなどの国は、新聞やテレビを全く信用していないに等しいですね。日本とは大違い!
日本人は無批判に信頼するところが特徴でしょうか。
古くは、第一次オイルショックの時のトイレットペーパー騒動ですね。
極最近では、トマト。その前にはバナナがありましたね。
例えば、トマトを食べたら痩せるとテレビで放送されるとトマトが店頭から消える!
あるいは、震災後の枝野官房長官がテレビで「ただちに影響はない」と7回も話したら全国の多くの人が無検査の野菜や牛肉を食べましたね。特に関西人は。
政府の官房機密費や東電の数百億の広告宣伝費をいただいているテレビ局は、政府や東電の都合の悪いことを放送するはずはないですね。
不思議なことに、行政・政府を信頼していない日本人は、新聞やテレビから流れる政府をば信頼するのですから驚きです。
40歳代以降のお年の方々は、インターネットが出来ませんから、ある意味で情報源は新聞・テレビに頼るのも分からないことはないですね。
問題は、今後インターネットをする人が増えたらどうなるかということです?
今や、一般企業の広告宣伝費は新聞・テレビよりもウェブサイト(ホームページや バナー広告等)に重きを置いています。
スポンサーが消えた「水戸黄門」が終ったのも、この時代の一つの特徴でしょうか。
この傾向は益々強まるでしょうから、新聞・テレビは益々お金を出してくれる組織や企業の都合の良いように報道し、不都合なことは報道しないでしょう。
そうでなければ、例えばテレビ局社員の平均年収1500万円を維持出来ませんから。
これの意味するところは、日本人は『喉元過ぎれば熱さ忘れ』なのか、それとも、『根が単純で無批判に物事を受け容れる』性格なのかもしれません。
例えば、検察のオフレコ「Aが殺人犯」と新聞やテレビで報道すると、我等は同じく「Aが殺人犯」と思いますね。処が、真相が究明されて「Aが犯人ではない」と報道されても、頭の中は、「Aが犯人でないかもしれないが、犯人でないとも言い切れない」との残像を脳に残してしまいます。
人は、自分の視点を客観的で公正であると看做しますからね。
それと一つの内容で、先に脳に入った情報の方は消え難い性質がありますから。
これが日本人に特に効果がある情報操作です。
マスコミをあまり信用しない他国との大きな違いでしょうか。
処が、新聞やテレビですと情報を意のままに操れるますが、インターネットとなると金や威嚇で情報を操るには範囲が広すぎます。世界の数億の人が対象ですから。
更に、野田政権では、昨年秋、インターネット記事で時の政府に都合の悪いものは削除出来るという国際間の契約に調印しましたね。
参考)ネットの監視と検閲
さてさて、これからの日本のマスメディアは、戦時中の大本営発表のような負け戦でも大勝利!と報道したように、公正中立を偽装したどんな報道をするのでしょうか。
そしてまたまた我等日本人には奈落の底が待ち受けているのでしょうね。
参考)この記事で使用したグラフは、「社会実情データ図録」から借用しました。