チェルノブイリの死の灰で東北の女性が癌で死亡

 
昨日の私の記事では、原発の周囲での白血病や乳癌のリスクを述べましたね。
日本での安全な場所と言うと、道北・道東・沖縄でしたね。
それは理解できたと思います。
 
参考)昨日の私の記事 http://blogs.yahoo.co.jp/minaseyori/60714035.html 
 
今回は、別の視点からの別の事実を述べます。
昨日の記事と何等矛盾しない衝撃的事実です。
 
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チェルノブイリ⇔日本との距離は、8,000Kmですね。
(上記地図サイト)http://chizuz.com/map/map15002.html
 
この8,000Km離れた地球の裏側で起きた原発事故で、東北に住んでいた一般の日本人が被曝し、東北の多くの女性が乳癌で死んでいたのです。
 
 以下の記事をお読み下されば、乳癌の原因がそれとなく分かるかも。
       ★
 
その3)チェルノブイリ原発事故から10年後、東北各県で乳癌多発。
チェルノブイリの「死の灰」は、ジェット気流などで運ばれ、青森・岩手・秋田などの東北に強く影響がでたらしい。
 
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上記のグラフは1950年以来のセシウム137の秋田での降下量の記録である。
(たて軸の単位が不明確。ミリキューリーだが、面積や時間の表示が必要)。
米ソ等が盛んに大気圏内核実験を行っていた60年代までと、中国が行った70年代と、突出して86年のチェルノブイリ事故の場合がある。その後は急減している。
放射性物質が体内に入ってから乳ガンを発症し死に至るまでに平均して11~2年はかかるという。
 
日本の都道府県別の経年の乳ガンの死亡率が12人(10万人あたり)を超えているのは、つぎの6県だけである。
 
         青森・岩手・秋田・山形・茨城・新潟
 
次図は、この6県だけをプロットした乳ガン死亡率の経年変化である。
 
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このグラフで見ると死亡率が6人を超えるのは1994年あたりで、全国平均も上の6県もそこまでは似たようなものである。
 
がぜん違うのはそのあとの数年間(1996,97,98年)のピークである
その数年間だけ死亡率が急に倍以上の12人を超えている。
 
これは、チェルノブイリ事故からちょうど10~12年であって、乳ガンの潜伏期間に相当していると考えられる。

これら6県に住む女性が不幸にもチェルノブイリからの濃厚な「死の灰」の通過地帯にあって、呼吸や水や農作物を介して放射性物質を体内に取り込んだと考えられる。
 
その放射能外部被曝の許容量からすると“なんら健康に影響はない”と言いうるようなものにすぎなくとも、内部被曝においては十分に乳ガンの原因物質になり得たということであろう。そう考えるのが、合理的である。

小論が乳ガン死亡率を取りあげているのは、肥田前掲書がそうしているからに過ぎず、原子炉やチェルノブイリの「死の灰」が特に乳ガンに悪い、ということではもちろんない。
 
よく知られているように、小児の白血病甲状腺ガンがチェルノブイリ周辺で急増して悲惨な様相を呈している。(途中省略)
 
チェルノブイリの近くだけでなく、数百㎞以上はなれたヨーロッパでも、甲状腺ガンや白血病の子供が増加したりする。
 
何千キロも離れた日本でさえ、10年以上経ってから乳ガン死亡率が増加するということが起こっている。
 
被曝(外部被曝内部被曝)がガンとして発症する可能性は大いにあるが、それはあくまで疫学的対象であるのだ。
 
だから、あるガンの原因が、何年も前の・何十年も前の被曝であると直接的に実証することはほとんど不可能なのだ。
 
特別な状況がない限り、ガンで死んだ者を解剖しようが物質分析しようが、そのガンの原因を突き止めることはできない。ガンの最初は、ただ一個のガン細胞からはじまるのである。
 
注)以上はこのサイト記事から抜粋したものです。
 
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如何でしたか? 
 
昨日の記事では。玄海での白血病による死者の増大と米国での乳癌は原発との距離と関係がありましたが、このケースでは無関係ですね。
 
尚、福島原発放射能放出量はチェルノブイリの量の三倍以上との見解もあり、然も今も放出は続いていますね。
      今日はここまで。続きは明日。