露天風呂での女性は美しいですね
私の履歴書・315
時計を再度私の赴任した1987年に戻します。
5月、根室商業組合総会の懇親会に参加した事は前に述べましたね。
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この年の8月の確か24日のことでしたね。
場所は、まるしめと同じ通りの「旅館 花えん亭」の一室でした。
出席者は、根室、釧路、網走、北見、帯広の各商業組合の事務長の五人。
会議後の懇親会に、業者としては特別に私だけ参加。初めての事。
根室の松谷事務長の計らいです。
さて、二次会のスナックに行こうと宵闇の外に出ましたら北風?がピューン!
この時の外気温が8月下旬と言えども12℃。
背広は夏物ですから、風通しの良いこと。
全員震え上がりましたね。
翌年の1988年は紋別商業組合吉田理事長主催で開催。
注)紋別には事務長を置いていなく、理事長が兼任。
注)10月15日(土曜日)午後3時開催
前年と同じメンバー(事務長五人に私)と吉田理事長にブラウン社ですね。
(現在 北見市留辺蕊)
陽が落ちる頃、私一人で露天風呂に行きました。
空いている。
さあ~~! これから満天の星空が見れるぞ!
と、露天風呂に入りながら空を見上げていましたら、ドタドタと十人前後の団体さんがやって来ました。
その団体さんの話す事と言えば、庭木の向こうの女性専用露天風呂の事だけ。
暫く経つと、彼らは仕切りとなっているつつじ?の木の間からのぞき見を始めたのです。
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せっかくの気分を害された私は彼らに言いました。
「そんなに興味があるのだったら、女性の露天風呂に入りにいったら?」
誰も行かない。
だが、依然と、女性の露天風呂の話に終始している。
頭にカッチンきた私は、タオルを首に巻き、一物をプラン!プラン!と左右に揺らしながら女性の露天風呂に行ったのです。
オ~~!露天風呂は女性で満杯!
まさに芋の子を洗うが如し。
だが、僅かに端を空けてくれた所にドボン!!
注)左の写真が女性専用露天風呂
この手前から入浴しました。
間髪を入れずに声を掛けました。
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「何処から来たの?」
「町田から」
「あ~、東京の町田ね。昔、よく行っていたよ。ボクは札幌」
「北海道の人にとって、混浴は普通なのね。ウフフ!」
と、数人の女性との会話が続く。
無論彼女達全員、生れたままの姿。
特に色白で胸のふくよかな最も素敵な女性との会話ははずみましたね。
彼女とは膝と膝とがぴったり密着。動ける隙間が無い。
突然皆が話しを止めて背を向けました。
その素敵な女性を除いて。
振り返ると真後ろの露天風呂の端に立ち、ギャンギャン騒いでいる男の姿。
彼は先程、女性の露天風呂がどうのこうのと騒いでいた内の一人。
「あれ、知っている人?」
「私の主人」
更に続くわめき声を無視し話し続けました。
「年、幾つ? 旦那とは幾つ違うの?」
「三十八歳。九つ違い」
「うちは、六つ違いだよ。離れていた方が夫婦関係はうまくいくね」
「そうね。でもね------」
「あの亭主の連中がこの露天風呂を草木の陰から覗き見していたんだよ」
「そうなの?」
「だから、そんな覗き見するぐらいなら一緒に入ったらどうかと言ったんだ」
「うふふ」
「誰も行けないくせに、性懲りも無くまた女風呂の事ばかり話すから参ったね」
「まあ」
「そろそろ退席かな。あなたのご亭主が益々狂ってきたからね」
私は湯に浸かったまま振り返り、見上げ、亭主に握手の手を差し伸べました。
彼はいやいやながらも私と握手。
私 「あなたは若い奥様をお持ちで幸せ者ですね」
そして私は、スタコラサッサとばかりに、露天風呂からオサラバ。
宴会後、館内での「大江戸人情芝居」を観る時とか、ソバを食べに行く時とか、必ず旦那付き彼女と出会う。
その度に、旦那から見えないようにお互い手を振り合いましたね。笑いながら。
東京・町田のあの夫婦、二十数年後の今もうまくいっているのでしょうか??
後日、彼女等仲間のグループが旅行の話しになったら、この事を思い出すかも。
しかし、今だったら警察沙汰かもしれませんね。
尚、後にこれとほぼ同じ事が、定山渓ホテルでも起きたのですよ。
この時も夫婦で、奥様は同じく色白で胸ふくよかな方でした。この話は下記URL。