正岡子規の宿泊温泉地？

元気なうちに一度は訪れてみたい温泉。

それは、正岡子規の宿泊地・岩手県『湯本温泉』（湯田温泉峡）

『明治26年晩夏のある夕暮れ、秋田県から峠を越えてこの地に到着したのが、俳人・正岡子規。旅の疲れを湯で癒しながら、「山の温泉（ゆ）や裸の上の天の河」など珠玉の3句を遺した』

伊豆の修善寺温泉新井旅館を想像しましたね。

国道107号線道の駅『農香庵』での香しいイワナの塩焼きはグッと我慢。

ひたすら、秋田県から国境を越えて岩手県の湯本温泉へ。

あれ？　あれ？　この街の雰囲気は、もう終っている！

町の駐車場にある足湯。

貼られてある紙には、この足湯の掃除当番表。

正岡子規は何処に？

町の人に聞く。「正岡子規は何処の旅館に泊まったの？」

皆、黙して語らず。

されば、正岡子規の句碑がある公園の入り口のラーメン屋ののれんをくぐる。

が、期待した回答は得られず。

代わって、この町では昨年映画「いのちの山河」のロケ地だったそうな。

素敵な女優「とよた真帆」の色紙を眺めながらラーメン一丁！

気温七℃。震えながら、この食堂の裏手徒歩二分の句碑公園へ。

コンセプトが分からない！

これが子規の池？

この庵で、何をイメージせよと言うのだろうか？

然らば、地元のある人がご推薦する「旅館一城」へ。

温泉に浸かりながら、成る程と思いましたね。

子規の句　「白露に家四五軒の小村かな」

子規の宿泊した場所は、急遽畳を二枚敷いた台所ですからね。