今朝の「有明の月」 白いお月さん
昨夜は眠くて九時半頃就寝。お陰様で午前5時5分夜明け前の月の写真を撮れました。(上の写真)
【通釈】あの人(男性)がすぐ来ようと言ったばかりに、私(女性)はこの長月の長夜を待ち続け、とうとう有明の月に出遭ってしまった。彼女は彼にすっぽかされ朝になってしまったのですね。
【語句説明】長月→陰暦九月。晩秋。掛詞というわけではないが、秋の夜が「長」い意が響きます。
ありあけの月→「有明の月」夜更けに昇ってきて、夜明けまで空に残っている月のこと。満月を過ぎた十六夜以降の月です。夜遅く出て、明け方の空にまで白々と残り、やがて朝日が昇るにつれ消えてゆく月。おおよそ陰暦二十日以降の月を言うので、秋も残り少ないことが暗示されます。
ありあけの月→「有明の月」夜更けに昇ってきて、夜明けまで空に残っている月のこと。満月を過ぎた十六夜以降の月です。夜遅く出て、明け方の空にまで白々と残り、やがて朝日が昇るにつれ消えてゆく月。おおよそ陰暦二十日以降の月を言うので、秋も残り少ないことが暗示されます。
素性法師の歌をもう一つ掲載しておきます。
「我のみや あはれと思はむきりぎりす 鳴く夕かげのやまとなでしこ」(古今244)
【通釈】私だけがあわれと思うだろうか。こおろぎの鳴く夕べの光の中に咲いている大和撫子の花よ。