官僚の強さの根源
厚生労働省 前九州局長 松嶋賢(まさる)氏(59)の厚顔をテレビで観ますと、中世ヨーロッパの物語「水車小屋の番人」を思い出します。
以下、「水車小屋の番人」の物語です。
下賎な男(乞食?)が、水車小屋の番人として雇用されました。
この水車は、水を川から揚げて、各農家の畑に分水する役割なのです。
この水車は、水を川から揚げて、各農家の畑に分水する役割なのです。
当時の水車小屋の番人とは、最下層で、当然、村の人々から馬鹿にされ見下げられていた職業。
拠って、水車小屋は、集落ではなく、村のはずれにありました。
拠って、水車小屋は、集落ではなく、村のはずれにありました。
川の水が豊富な時は、この水車小屋の番人は、当然子供にも馬鹿にされていたのですが、年毎に川の水が減っていったのです。
その内、自分の畑に多くの水を流して欲しい農家が、夜中に、貢物持参で水車小屋の番人をこっそり訪れるようになるのです。その数、年々増加。
いよいよ川の水が少なくなった時には、どうなったと思います?
大半の農家が夜中に貢物持参!!
大半の農家が夜中に貢物持参!!
そして、とどのつまり、見下げられていた水車小屋の番人が、村長になったのですよ。
つまり、水車で汲んだ水を、誰の畑に流すかの権限をいつの間にか持ってしまったからなのです。
つまり、水車で汲んだ水を、誰の畑に流すかの権限をいつの間にか持ってしまったからなのです。
このお話、昨今の日本の社会にあてはめますと、農家を政府や国会議員、水車小屋の番人を霞ヶ関の役人としたら、松嶋賢前局長の問題が理解できるでしょう。更に、国家公務員改革が如何に難しいかも。
水車小屋の番人との大きな違いは、どの施設を、どの国会議員が頼んできたものであるかを、事細かく全て記録している事なのです。
つまり、施設側から支払われる国会議員への口利き料(当時の相場は建設費総額の1.5%)の傍証を、握っていると言うことなのです。
彼等は、このような事のみならず、色々な記録を持っていますから、政府や国会議員を恐れない理由がお分かりと思います。歴代政府の機密費の使途などの記録も。