釣り人よ、台風を甘く見るな!

13日午前11時10分ごろ徳島県鳴門市の岡崎海岸の沖200mで3人乗りの釣り船が転覆した模様。

これが事実なら、哀悼する気にはなれませんね。釣りに若干関与している私としては。
しけの時は、磯釣りでも命綱を着けておかないと、一発、どでかい波が来てさらわれて土左衛門

台風接近の時、釣り船を出してお遊びとは非常識。
捜索で、多くの人に迷惑をかけることが、ミエミエですからね。






台風の時の海と山は、殊更、恐いですね。思い出します。

学生時代、豪雨の日の夕方、車で高崎の兄貴の家から京都に帰る途中。
当時、碓氷峠は、未だ、ヘアピンカーブ・S字カーブだらけ。くにゃくにゃの路である。

バケツをひっくり返したような豪雨が下から吹き上げてくるのですよ。
ワイパーは、全く利かない。視界はゼロに近い。雲の中。

ピカッ!ピカピカッ!!と稲妻が、目の前を横切る。何度も。
生きた心地がしませんでしたね。


秋田の田舎から、台風が過ぎるのを待って、深夜、車で京都に帰る時も参りましたね。(S47年)
国道は、山形県の入り江の集落を越えて、海沿いの登り坂。車は、断崖の上を右に海を見て走る。

ビルの10階程の高さにたどり着いたとたん、突然、ドォシャァ~~!!と視界ゼロ。
何が起きたのか?? 何と、海の高波の一発が、ここまで跳ね上がって降ってきたのですから。


高崎の兄貴は、浅間山の中腹をドライブ中、鉄砲水に襲われ、1km下の野原まで流されましてね。
まさに、ノアの箱舟だったとの事。地元の新聞に載りましたね。

余談ですが、この兄貴、金槌。
房総半島に会社の同僚と海水浴。トラックのタイヤを浮き輪にしてバチャバチャ。

ところが、引き潮でもっていかれ、海流に乗り、太平洋で孤独なる二泊三日。
流石、二日目の夜空の星を見上げながら、死を覚悟したとの由。これも新聞沙汰。


何れにしても、自然を甘く見たら、三途の川を渡りますね。