米韓朝:金大中時代と同じ匂い
歴史は欺瞞を繰り返している。
6月の米朝会談に向けての韓国の動きから始まる一連のプロセスは、太陽政策を取る韓国の金大中大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)最高指導者とのプロセス、それと遠ざかっていた中国との関係修復など、今回と酷似している。
(前回関連記事)
『米朝会談:再々騙される日本か』 2018/5/17(木)
それを簡略に描いているのが以ウィキペディアで、今回、その一部を抜粋し掲載する。
金 正日(キム・ジョンイル、김정일)
(1941年2月16日 - 2011年12月17日)
**********
最高指導者として
1997年10月8日、金日成の死によって空席となっていた朝鮮労働党中央委員会総書記に「推戴」され、1998年9月の最高人民会議第10期第1回会議において改めて国防委員会委員長に選出された。同会議において、国防委員長は「国家の最高職責」とされた。
**********
その直前に金大中大統領は現代グループが北朝鮮へ5億ドルや4億ドルとも言われる違法な巨額の送金を行ったことを黙認し、中国の北京・マカオ・香港を経由して金正日と長男の金正男や側近の張成沢に渡ったとされる。
2000年に南北首脳会談を行ってから、2001年にかけイタリア、イギリス、カナダ等西側諸国との国交を樹立し、徐々に開放政策へと舵を切り始めた。
(中略)
**********
※『米朝会談:再々騙される日本か』 2018/5/17 (木)
米国は、米国側が主導する北朝鮮軽水炉プロジェクトに40億ドル(当時約4800億円)を投入。(日本(小泉)がその大半を負担) 更にW・ブッシュ政権はプロジェクトを継続するために350万ドル(4億円弱)を認可した。同月、W・ブッシュ大統領は、2002年1月29日の一般教書演説で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、イラン・イスラム共和国、イラク(バアス党政権)の3ヶ国を名指で批判、この3ヶ国を悪の枢軸と称した。
**********
同年(2001年)9月11日のアメリカ同時多発テロ事件を境に、2002年にはアメリカのジョージ・W・ブッシュ大統領が、北朝鮮、イラン、イラクの3ヶ国を「テロ支援国家」であるとし、「悪の枢軸 (axis of evil)」と呼んで批判するなどの北朝鮮敵視政策が国際的緊張を生んだ。
**********
犯人については、「特殊機関の一部の盲動主義者らが、英雄主義に走ってかかる行為を行ってきたと考えている」とし、関係者はすべて処罰したと述べた。また、2国間の懸案の解決し、国交正常化へ努力することを記した「日朝平壌宣言」を発表した。
(註1)
『成る程と思った元首相の弔電と弔問』 2012/1/4(水)
**********
**********
2006年7月16日には北朝鮮のミサイル発射をきっかけに国連安保理の全会一致で非難決議がなされた。同年、アメリカの『TIME』誌に「2006年の主要人物26人」の1人に選ばれ、「金総書記は7月4日にミサイルを連射、米ホワイトハウスで開かれたブッシュ大統領の独立記念日パーティーをメチャクチャにし、10月には世界で最も排他的かつ危険な核クラブの首長になった」と紹介された。
**********
**********
**********
**********
(※)国際勝共連合の機関誌の表紙を飾る安倍首相
1994年7月に父金日成が死去した直後には、文鮮明の側近の朴普煕と会談した。統一教会の幹部、朴相権が社長を務める韓国の「平和自動車」との合弁会社「平和自動車総会社」を設立して自国の南浦(ナンポ)工業団地で自動車生産を行なったり、国営の「普通江ホテル」の経営を統一教会関係者に行なわせていたが、金正日・文鮮明死後の2012年に統一教会は北朝鮮での自動車事業から撤退した。
**********
2002年には、文鮮明の80歳を祝って、韓国の要人に対しては極めて異例と言える祝賀メッセージとプレゼントを贈った。
このような北朝鮮とのパイプを作った統一教会は系列の「ワシントンタイムズ」社の朱東文(チュ・ドンムン)社長が2006年に訪米した山崎拓と面会し、翌2007年1月10日の山崎の訪朝のルートを用意したとも言われている[誰によって?]。しかし、北朝鮮当局は統一教会の幹部をスパイ容疑で逮捕してからは監視対象にしているとされた。
**********
(原本)
(持論)
日本と北朝鮮の会談に関しては、北朝鮮が会談を要望するまで沈黙したらよい。無論、米朝会談がどうなろうとも、日本は、その会談による北朝鮮援助へは一切関わりを持つべきではない。小泉と同様、ドブに捨てるようなものである。
拠って、下記の日刊ゲンダイは、明らかに情勢判断を誤っている。
m