再確認『毛沢東に武器援助したのは米国』
私が先日、『大東亜戦争(太平洋戦争)時代、米国は中国に資金と武器援助をしたが、それは毛沢東の中国共産軍にであり、蒋介石の国府軍には渡らなかった』と書きましたが、このことについてのマッカーシーの著書です。
尚、次回は『共産ソ連は米国が創った』の記事を掲載する予定です。
前々回記事と前回記事
オバマは出生の時、大統領に決まっていた 2016/2/22(月)
毛沢東と日本軍との関係 2016/2/24(水)
以下、本文
単行本 – 2005/12/14
内容(「BOOK」データベースより)
※ 下記のレビューを先に読んだ方が分かりやすいので先に掲載しました。
レビュー
共産中国設立の陰謀
投稿者akrtmd2014年4月17日
毛沢東にはこの良心が欠けていた。 スターリンは再び国有制にもどして、ウクライナで2000万人の農民餓死者を出した。 このスターリンに原爆の秘密を漏洩したのも国務省であった。 ローゼンバーグ夫妻はそれを隠蔽するためのスケープゴートに過ぎなかった。 複雑な背信外交である。
著者からのコメント
本書を手にした方へ
監修・解説者 副島隆彦(そえじまたかひこ)
本書は、今からちょうど半世紀前にアメリカで刊行された政治書である。日本では名前を知られていない議会政治家や軍人の名前が数多く登場して、アメリカの現代政治史を詳しく知っている者でなければ自由には読み進めないほどの難解さである。なぜそんな本を、現在の日本で翻訳、刊行するのか。
それはこの本が、この日本の現在、そしてごく近い将来と空恐ろしいまでに近似した姿を描いているからである。
その証拠に、当時の日本国民は誰も、自分たちがあのアメリカ合衆国と戦争をするなどとは思っていなかった。真珠湾攻撃のその日まで「鬼畜米英」という標語は無かった。まだ存命の八十歳前後の老人たちに聞いてみるがよい。日本国民は策略に陥れられ、騙されたのだ。
あの時の姿は、2005年末の日本の「金融占領」、「マネー敗戦」の今の無惨な姿と全く同じなのである。
日本国内から手引きしてニューヨークの金融ユダヤ人たちを日本国内に呼び寄せた者たちがいる。1988年10月の「外為法の大改正」(いわゆる金融ビッグバン)で、「金融自由化」、「規制緩和」のスローガンの下に日本はこじ開けられた。
それに対して1950年代、当時の世界情勢の新しい構図を、「これは巨大な陰謀である」と極めて早い時期から気づいていたのが、本書の著者、ジョゼフ・マッカーシーとその仲間たちである。
彼らは決して、「反共運動の闘士たち」などという単純な頭をした人々ではなかった。彼らこそが、アメリカの歴代大統領や、ソビエト・ロシアの頭目である凶暴なスターリン、そして中国の赤い星で、民族解放の英雄であると同時に残酷な独裁者であった毛沢東までをも手なずけ、背後から操って動かすアメリカの軍産複合体、すなわちロックフェラー財閥の世界支配と管理の新たなる次元と新展開を、すでに半世紀前の当時から大きく見抜いていたのである。
本書はそれらの歴史の諸事実を検証すべく、ジョゼフ・マッカーシーが今の私たちに書き残してくれた貴重な遺産である。
(以上の引用先)
アマゾンの本書紹介欄より
(次回記事)
『共産レーニンは米国の援助に感謝した』 2016/3/3(木)