再確認『毛沢東に武器援助したのは米国』


私が先日、『大東亜戦争(太平洋戦争)時代、米国は中国に資金と武器援助をしたが、それは毛沢東の中国共産軍にであり、蒋介石国府軍には渡らなかった』と書きましたが、このことについてのマッカーシーの著書です。

尚、次回は『共産ソ連は米国が創った』の記事を掲載する予定です。


前々回記事と前回記事

オバマは出生の時、大統領に決まっていた  2016/2/22(月)

大東亜戦争(太平洋戦争)渦中で、毛沢東の共産軍は国府軍蒋介石を捕虜にした。他方、米国政府は中国に資金と武器援助をしたが、それは共産軍の毛沢東へであり、国府軍には渡らなかった。

日本軍は、毛沢東が創った現在の中華人民共和国とは戦ってはいない。日本軍が戦ったのは蒋介石国府軍である。

毛沢東と日本軍との関係 2016/2/24(水) 

「日本軍の進攻に感謝する」──。こう明確に言い切った中国人がいる。他でもない、「建国の父」毛沢東だ。これは1956年9月4日、訪中した元日本軍中将、遠藤三郎に対して毛沢東が言った言葉だ。

日中戦争の時期、毛沢東は「国共合作」で得た国民党の情報を日本に売り、巨額の情報提供料を得ていた。それどころか、潘漢年(はんかんねん)というスパイを通じ、日本軍に停戦を申し入れてもいる。

以下、本文


共産中国はアメリカがつくった-G・マーシャルの背信外交
著者 ジョゼフ・マッカーシー

単行本 – 2005/12/14
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内容(「BOOK」データベースより)
共産主義と資本主義の対立、米ソ冷戦などというものは嘘っぱちだ!!第二次世界大戦が終わったあとの世界秩序を、自分たちの思うがままに不安定にして、戦乱の火種を残そうとした勢力がいる。

世界を自由主義共産主義に分割し、意図的に両陣営を対立、拮抗させることで利益を得る者たちがいる。それが「新世界秩序」の設計図を引いた者たちであり、彼らに抜擢され操られて上手に使われた政治家が、ジョージ・マーシャル国務長官その人である―いま蘇るマッカーシー陰謀理論

※ 下記のレビューを先に読んだ方が分かりやすいので先に掲載しました。

レビュー
共産中国設立の陰謀

投稿者akrtmd2014年4月17日

日本と戦った蒋介石が戦後政権を取るのが当然の報酬であり、なぜ毛沢東に内戦を仕掛けられ、圧倒的な兵力を誇る蒋介石軍が敗退したのか、これは世界史上の謎であった。 孫子の兵法に反する番狂わせであった。 

マッカシーは国務省にいた共産主義シンパが策謀したと告発する。
ソ連という共産国家を作ったのも米国である。 

米国の武器をソ連経由で中国の共産主義者に密輸して、毛沢東政権を支えた。 蒋介石には武器の部品補充を議会の賛同を無視して妨害した。 

彼は冷静な分析から国務省の親ソ、親中派が米国をも最終的に共産化しようと顫動していると見通した。 これがマッカーシズムである。 

彼は狂気の反共主義者と喧伝され、最後には失脚させられたが、米国を共産主義から守った真の愛国者である。 マーシャルこそ米国を共産主義者に売り渡そうといた売国奴である。 

エドガー・スノウを通じて毛沢東軍の清廉、潔白を強調し、蒋介石軍の腐敗、堕落をことのほか大きく喧伝する。 そして大躍進における3300万人の農民の餓死を隠ぺいする。 

レーニンは農民に大量の餓死者を出したことから共産主義は人間社会には適用できない経済政策と見限って私有財産制に戻した。 

毛沢東にはこの良心が欠けていた。 スターリンは再び国有制にもどして、ウクライナで2000万人の農民餓死者を出した。 このスターリンに原爆の秘密を漏洩したのも国務省であった。 ローゼンバーグ夫妻はそれを隠蔽するためのスケープゴートに過ぎなかった。 複雑な背信外交である。


著者について
ジョゼフ・マッカーシーJoseph Raymond McCarthy


1908~1957年。ウイスコンシン州選出、共和党の米国上院議員第二次世界大戦海兵隊に従軍後の1946年、上院議員に初当選。

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1950年、国務省\に潜む共産党員の名簿を入手したと発言し、一躍世界の注目を浴びる。彼が中心になって展開した反共産主義運動は「マッカーシズム」と呼ばれた。

告発の鉾先は政権中枢の不自然な容共政策にまで及んだが、1954年、全米にテレビ放映された聴聞会での中傷発言が世論の反感を呼んで急速に影響力を失い、マッカーシーは上院議会から譴責処分を受けるに至った。

1957年、急性肝炎によりベセスダ海軍病院で失意のうちに病没したとされるが、その死因には疑問を投げかける声も根強い。

1995年に公開された「ベノナ」文章(米軍諜報部が解読した旧ソ連情報部の秘密文章)によってマッカーシーの告発の正当性が証明され、近年再評価の動きが高まっている。



著者からのコメント
本書を手にした方へ

監修・解説者 副島隆彦(そえじまたかひこ)

本書は、今からちょうど半世紀前にアメリカで刊行された政治書である。日本では名前を知られていない議会政治家や軍人の名前が数多く登場して、アメリカの現代政治史を詳しく知っている者でなければ自由には読み進めないほどの難解さである。なぜそんな本を、現在の日本で翻訳、刊行するのか。

それはこの本が、この日本の現在、そしてごく近い将来と空恐ろしいまでに近似した姿を描いているからである。

日本は、1941年12月8日の太平洋戦争開戦前からずっとアメリカに操られていた。ロックフェラー石油財閥が時間をかけて密かに手なずけていた日本側の民政党系の政治家たちや海軍の最高位の軍人高官たち、すなわち、山本五十六、米内光政、井上成美らを上手に使って、日本を見事に罠にはめ開戦にまで轢きずり込んでいったのである。そして日本国民は戦乱の中に叩き込まれ、四百万人の犠牲者を出した。

その証拠に、当時の日本国民は誰も、自分たちがあのアメリカ合衆国と戦争をするなどとは思っていなかった。真珠湾攻撃のその日まで「鬼畜米英」という標語は無かった。まだ存命の八十歳前後の老人たちに聞いてみるがよい。日本国民は策略に陥れられ、騙されたのだ。

あの時の姿は、2005年末の日本の「金融占領」、「マネー敗戦」の今の無惨な姿と全く同じなのである。

日本国内から手引きしてニューヨークの金融ユダヤ人たちを日本国内に呼び寄せた者たちがいる。1988年10月の「外為法の大改正」(いわゆる金融ビッグバン)で、「金融自由化」、「規制緩和」のスローガンの下に日本はこじ開けられた。

アメリカの金融ユダヤ人たち、すなわち首魁ロックフェラー財閥の下僕、尖兵となった売国奴たちは、大きな顔をして今も政権を牛耳り、日本国民の金融資産を惜しげもなくアメリカ帝国に差し出している。

それに対して1950年代、当時の世界情勢の新しい構図を、「これは巨大な陰謀である」と極めて早い時期から気づいていたのが、本書の著者、ジョゼフ・マッカーシーとその仲間たちである。

彼らは決して、「反共運動の闘士たち」などという単純な頭をした人々ではなかった。彼らこそが、アメリカの歴代大統領や、ソビエト・ロシアの頭目である凶暴なスターリン、そして中国の赤い星で、民族解放の英雄であると同時に残酷な独裁者であった毛沢東までをも手なずけ、背後から操って動かすアメリカの軍産複合体、すなわちロックフェラー財閥の世界支配と管理の新たなる次元と新展開を、すでに半世紀前の当時から大きく見抜いていたのである。

本書はそれらの歴史の諸事実を検証すべく、ジョゼフ・マッカーシーが今の私たちに書き残してくれた貴重な遺産である。

だから、ジョゼフ・マッカーシーをただ単に、アメリカで吹き荒れたソビエト恐怖症の「赤狩り」の嵐を生んだ、反共右翼の親玉扱いすれば済むものでない。半世紀後の今の私たちだからこそ冷静に分かるのでる。

ジョゼフ・マッカーシーは、半世紀後に亡霊となって私たちの日本に現れて、「日本人よ、気をつけろ。アメリカ国民と同じように、お前たちもまた騙されるぞ」と、囁いてくれているのである。


(以上の引用先)
アマゾンの本書紹介欄より


(次回記事)
『共産レーニンは米国の援助に感謝した』 2016/3/3(木)