あなたのご意見が通る為の条件


先日、偶然、下記の研究論文と出合い、この内容は40年前受講した『ランチェスター戦略』と同じであると思いましたね。この論文のさわりだけでも知っていましたら、必ずやお役に立つと思いますので掲載します。

『Minority rules: Scientists discover tipping point for the spread of ideas』
少数の法則:科学者は思想の普及のための転換点を発見

分かり易く一言にすると「会議や会合で、自分の意見を通したかったら、最低でも出席者の10%の賛同者が必要」です。

換言すると、例えば「出席者30人の町内会で自分の提案を賛成多数で可決させるには、圧倒的少数ですが、自分を含めて3人の賛同者がいれば可能」ということです。

もうちょっと分かり易く説明する場合は、ランチェスター戦略の方がいいでしょう。

スマホや携帯を禁止していない小学校でクラスの員数が20人の場合、2人(10%)の学童がスマホや携帯を持って登校し、教室で操作したら、そのうち14人(70%)の児童が携帯やスマホを持つようになる」ということなのです。

図にするとこうなります。
イメージ 1

例えば、ロボット掃除機の場合、全家庭の10%に浸透するまでは時間がかかるが、10%(D・P)を超えた場合、販売数量はぐんと伸びる。
但し、それまでの金持ちやメカキチが購入する高い価格での需要は一巡し、プラトー現象(販売数量が伸びない)が起こる。
更に伸ばすためには、低価格商品の発売である。
普通のサラリーマン家庭が買える価格まで落ちると、需要は一気に拡大する。

但し、当初、どうしても市場の10%の家庭までロボット掃除機が浸透しないと、その掃除機は何れ市場から消える可能性が強い。


(参考)
私の運命を変えた「ランチェスター戦略」との出会い  2009/2/1(日) 
田岡信夫氏が米国から持ち込んだ「ランチェスター戦略」を1974年に受講。
40年前の話ですね。



以下、その研究論文

日付:2011年7月26日        Date:July 26, 2011
出典:レンセラー工科大学     Source:Rensselaer Polytechnic Institute 
概要:  Summary:

科学者たちは、人口のわずか10%が揺るぎない信念を保持しているとき、彼らの信念は常に社会の過半数によって採択されることを見出した。 科学者は少数派の信念は、大多数の意見になる転換点を発見するために計算および分析方法を使用していた。

Scientists have found that when just 10 percent of the population holds an unshakable belief, their belief will always be adopted by the majority of the society. The scientists used computational and analytical methods to discover the tipping point where a minority belief becomes the majority opinion.
(以下原文省略)
          ☆       ☆       ☆

(図の説明)
画面の球体の表面の赤色は、少数意見を表す。
少数意見の方が例え10%でも、信念を持っていたら、感化され、大半の人がその意見に賛同するレベルの紫色に変化する。

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この可視化では、赤で表示の少数意見はすぐに大多数の意見になる転換点を参照してください。ある情報交換グループ内では、 時間が経つにつれて、少数意見(赤)が大きくなる。 少数意見(赤)は、人口の10%に達したら、少数意見が元の多数意見(緑)を引き継ぐように急速に赤系色に変化。
クレジット:SCNARC /レンセラー工科大学

          ☆       ☆       ☆

レンラー工科大学の科学者たちは、人口のわずか10%の人が揺るぎない信念を持っている場合、彼らの信念は常に社会の過半数によって採択されることを見出した。

 レンセラー工科大学の社会認知ネットワーク学研究センター(SCNARC)のメンバーである科学者は、少数の信念は、大多数の意見になる転換点を見出すために計算および分析をしていた。 

この発見は、革新の広がりから政治的理想の動きに至るまで、社会的相互作用の影響のために意味を持っている。

逆に「コミット意見保有者の数が10パーセントを下回ると、思想の普及には目に見える進展はない。

それは、文字通り過半数に到達するために、宇宙の年齢に匹敵するまでの時間がかかるだろう」と、 SCNARCディレクターボレスワフスジーマンスキー、レンセラーでクレアとローランドシュミット名誉教授は言う。

 「その数は10パーセントを超える成長したら、思想が炎のように広がっていきます。」

例として、チュニジアやエジプトで進行中の出来事は、スジーマンスキーによると、同様の過程を示すように思われる。 「これらの国では、何十年も政権を握っていた独裁者は突然、わずか数週間で倒された。」

調査結果の記事は2011年7月22日、ジャーナルフィジカルレビューEの初期のオンライン版にタイトル「献身的な少数民族の影響を通じた社会の総意」で掲載された。

                      ◆

(注)この続きの訳文は、時間がないため自動訳文のままです。

An important aspect of the finding is that the percent of committed opinion holders required to shift majority opinion does not change significantly regardless of the type of network in which the opinion holders are working. In other words, the percentage of committed opinion holders required to influence a society remains at approximately 10 percent, regardless of how or where that opinion starts and spreads in the society.

発見の重要な側面は、多数意見をシフトするために必要なコミットされた意見保有者の割合は、意見保有者が作業しているネットワークの種類に関係なく、あまり変化しないということです。 

言い換えれば、社会に影響を与えるために必要な委員会に付託された意見保有者の割合は、関係なく方法や場所、その意見が起動し、社会に広がるのは、少なくとも約10%のままです。

To reach their conclusion, the scientists developed computer models of various types of social networks. One of the networks had each person connect to every other person in the network. The second model included certain individuals who were connected to a large number of people, making them opinion hubs or leaders. The final model gave every person in the model roughly the same number of connections. The initial state of each of the models was a sea of traditional-view holders. Each of these individuals held a view, but were also, importantly, open minded to other views.

彼らの結論に到達するために、科学者たちは、ソーシャルネットワークの様々な種類のコンピュータモデルを開発した。 

ネットワークの一つは、それぞれの人が、ネットワーク内の他のすべての者に接続していた。 第二のモデルは、それらの意見ハブやリーダー作り、多くの人に接続されていた特定の個人が含まれていた。 最終モデルは、モデル内の接続のほぼ同じ数のすべての人を与えた。 各モデルの初期状態は、伝統的なビューの所有者の海だった。 これらの個人はそれぞれ、ビューを開催しましたが、また、重要なのは、オープンマインド他のビューとなりました。

Once the networks were built, the scientists then "sprinkled" in some true believers throughout each of the networks. These people were completely set in their views and unflappable in modifying those beliefs. As those true believers began to converse with those who held the traditional belief system, the tides gradually and then very abruptly began to shift.

ネットワークが構築された後は、科学者たちは、その後の各ネットワークを通していくつかの真の信者に「ふりかけ」。 これらの人々は完全に自分の意見で設定され、それらの信念を変更することでパニックにならないし。 それらの真の信者は徐々に伝統的な信念体系、潮を保持し、次いで非常に急に移行し始めた人たちと会話するために始めた。

"In general, people do not like to have an unpopular opinion and are always seeking to try locally to come to consensus. We set up this dynamic in each of our models," said SCNARC Research Associate and corresponding paper author Sameet Sreenivasan. To accomplish this, each of the individuals in the models "talked" to each other about their opinion. If the listener held the same opinions as the speaker, it reinforced the listener's belief. If the opinion was different, the listener considered it and moved on to talk to another person. If that person also held this new belief, the listener then adopted that belief.

「一般的に、人々は不人気意見を持って好きではない、常にコンセンサスに来て、ローカルにしようとしようとしている。私たちは、各モデルでこのダイナミックを設定し、「SCNARC研究員と対応する用紙の作者Sameet Sreenivasanは語った。 これを達成するために、モデル内の各個体は、彼らの意見を相互に「話し」。 リスナーがスピーカーと同じ意見を保持していた場合、それがリスナーの信念を補強した。 意見が違っていた場合、リスナーはそれを考慮し、他の人に話をする上で移動した。 その人が、この新しい信念を保持していた場合、リスナーは、その信念を採用した。(以下省略)




(参考1)
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政府がバレバレの嘘八百をマスメディアを介して報道し、馬耳東風でいるのは、新聞やTVの報道は正しいと信じ切っている主に団塊の世代連中が、人口の10%以上いるからである。

  「三本の矢で景気は回復する」
  「放射能に汚染された野菜を食べても将来に亘って健康被害はない」

(参考1)
気付いた方がいると思いますが、現職の議員が次の選挙で落選するのは、在職中、戦略がない場合が多い、

(参考2)
例えば、あるTV局の在日の新卒採用枠人数が、新卒総採用人員の5%の場合の在日の一つの戦略は、番組制作スタッフの在日構成比率を10%以上に配置することであり、その為には自分たちの仲間以外の者をば総務とか経理に配置転換をしたり、辞めさせたりする。

(参考3)
それも必要がないマスコミもある。
Yahoo知恵袋
在日の恐ろしいマスコミ支配 在日枠



(注)掲載画像は、借用したものです。