「ホワイト家族24」申請での出来事

面白いもので、マンマは東京の娘や孫娘に携帯で電話をするのが午後八時半過ぎ。
いつも午後九時を過ぎても話に夢中。

お互いに携帯はソフトバンクで、通常、通話料金はかかりませんが、流石、ソフトバンク
午後九時以降に電話をしたがるから「ホワイトプラン」でのこの時間帯の通話は有料。

今年のお盆に娘が里帰りした時、隣の町のソフトバンク直営店に一緒に入りました。
「ホワイト家族24」に登録しましたら、お互いに24時間通話無料になるからです。

カウンターで一番しっかりした素敵な女性店員の説明を受けました。
「二人の免許証だけでは二人の親子関係を証明出来ませんので受付出来ません」

冷たい物の言い方でしたね。軽く人をあしらうような声でしたね。
そして、申請書類の書き方の説明を受けました。

娘が東京に帰ってから、戸籍抄本が送られてきました。
万が一と思い、私も本籍地の山科区役所に行って戸籍抄本をもらいました。

そして翌月の九月上旬に再度、午後四時頃、隣町のソフトバンク直営店へ。
応対した店員は同じ素敵な女性でした。

処が処が、携帯電話では娘の旦那の家族となるので、旦那の携帯番号が要るとの事。
番号を知りませんでしたから娘に電話。でも、何度かけても娘は出ない。

私「そちらでは分かっているでしょうし、教えて!」
店員「こちらで教えることは出来ません」
私「店長がいるの? 居たら相談してみて」

彼女は席を外して、暫らくしてから帰ってきて言いました。
店員「規則ですから出来ません」
私「こういう場合は、メモの片隅に知らん顔して番号を書いて内緒で知らせるのですよ」
店員「駄目です」

沈黙! こりゃ、埒があかない! 

私「いい加減にして下さい! お盆過ぎに娘と二人でここに来て追い返されているのですよ。
またまた追い返すのですか? だったら、その時に何故、説明をしてくれなかったのですか?

その時の説明は、申請用紙の書き方と二人の関係の証明書が必要との事だけですよね。
それに、いただいた申請用紙の注意書きにはその事など何も書いていないじゃないですか。」


窮地に陥った女店員は、別室に入ってどこかに電話で相談したのでしょうね。
女店員「分かりました。電話番号をお知らせします」
と、丁度その時、娘から電話がかかってきて、娘から旦那の電話番号を聞けました。

さて、これで良し! と思いきや!

女店員「先方に、確認電話をしますが」
私「アホな事、言いなさんな。向こうは、今、仕事中ですよ。」
女店員「規則ですから」
私「申請書類を置いていくから、明日にでも、あなた宛に本人から電話をさせます。それでいいでしょう?」
女店員「それは駄目です!」

沈黙!

私、切れましたね!
カウンターをドンと叩いて言いましたね。

「なんちゅうこった! 何故あなたは盆過ぎに娘と来た時に説明をしてくれなかったのですか? 
次から次へとあ~だこ~だとホワイト家族24に入らせないように難癖をつけるとは。
それじゃ、ソフトバンク孫社長は詐欺師じゃありませんか?」

本当は、30歳手前の素敵な女性を怒鳴りたくはなかったのですが、遂に堪忍袋の緒が切れたのでございます。

彼女が席を再度外してから暫らく、30歳代後半の店長らしき男性が来て、確認電話をしなくてもOKと言うことになりました。やれやれ!


帰宅してからマンマに顛末を報告しました。
マンマ「一緒に行かなくて良かった! その店員さんも店員さん。でも可哀そうに!」
私「帰りしな、店員さんには『あなたの応対は、会社側から観たら正しい』と言っておきましたよ」


実は、携帯電話の店員は結構高度な知能を要求される難しい職業なのです。
先ずはハード面では、新機種が矢継ぎ早に出てくる。その機能を覚えなきゃならない。
自社だけならまだしも、他社も出てくる。その比較も出来なきゃならない。

ソフト面でも同様。何の前触れもなく、何の説明もなく、新しいサービスや条件が突然マスコミで報道される。
自社に限らず、他社も然り。それを直ぐに覚えなきゃならない。
ただでさえ、何十種類もある契約条件。

故に、この女店員さんは、貴重な人材なのです。
それから半月後、外から店をチラリと覗きましたら、この人、元気に働いていました。

ホッとしましたよ。


尚、ソフトバンクのサイトでの「ホワイト家族24」の注意書きに、下記事項が加筆されたのはこれ以降です。

①家族割引のお申し込み、回線の追加についてはお申し込みをされるご契約者が家族割引グループ内の全てのご契約者の了承を得た上でお申し込みいただきます。

②お申し込みの際はご契約者が家族であることを証明できる確認書類が必要となります。


                           おしまい