当時の社会福祉法人の裏金

松嶋賢(まさる・59)氏、前厚労九州局長に対して、社会福祉法人枚方療育園」前理事長山西悦郎(80)氏は数千万円の金品を与えていますね。そのお金は何処から?


つまり、社会福祉法人は、億単位で儲かるものだったのです。


社会福祉施設と言いますと、国や地方自治体、もしくは日赤が大半でした。
それが、民間の新設・社会福祉法人による社会福祉施設が増加しましたのは、1990年前後からだと記憶しています。


この頃は、例えば10億円の社会福祉施設を新築する場合、国と都道府県、それに市町村の補助金、プラス民間の寄付金(社会福祉法人への寄付は免税)で、10億円は集まったからなのです。
拠って、資金ゼロで理事長になれたのです。


処が、補助金申請した事業計画書に書かれた建設費10億円の実態は、6億円前後。つまり、理事長は、裏金4億円を懐に入れることが出来たのです。無論、完工後、提出する書類は10億円です。


処が、施設が稼動してから二年間は赤字の場合が多かったのですが、以後、十年間は、儲かるのです。
但し、それ以降になりますと、施設の改修等で費用がかさみ、赤字に転落するケースでしたね。


十年ほど前でしたね。東京の周辺の県にある社会福祉法人の理事長職を買わないか!との話が数件ありましたね。当時、相場は2億円でした。設立後、十年経過しますと甘みが無くなるからね。






つまり、当時は、国の補助金を得られますと、自動的に都道府県・政令都市、並びに市町村の補助金と寄付金が付いて来る仕掛け。

国の補助金対象施設を決定する当時の厚生労働省・社会援護局・障害福祉課・課長松嶋賢(まさる・59)氏が、どう対処したか、お分かりの事と思います。